【健康】健やかになる動き方

体調不良が起こりやすい秋。体調管理に重要な自律神経を整えるには、健すこやかになる動うごき方にも注意したい。今日はそれを考えてみよう。

寝る前の運動は逆効果

運動習慣は健康のためにはとても大切だ。しかし、運動する時間によっては、かえって悪影響を及ぼすこともある。運動後は脳が興奮状態となり、交感神経が活発になることで、眠りに向かっている体内時計を狂わせてしまうのだ。

そのため、息が上がるような激しい運動は、就寝３時間前までには済ませるようにしよう。家での筋トレなどは、１時間半から２時間前までには終わらせてね。寝る前に行う場合は身体の緊張を和らげ、深い呼吸ができる軽いストレッチやヨガがおすすめだぞ。

近年推奨すいしょうしているのは、簡単にできる肩甲骨けんこうこつを動かす運動だ。自律神経系の不調を抱える人は、肩甲骨周りが硬く緊張し、それによる肩こりを訴える方が多い。

肩甲骨をよく動かすと緊張が取れ、気持ちもリラックスでき、自律神経の安定にもつながる。肩甲骨は簡単な体操で動かせるので、ぜひ習慣にしてみてくれ。

私も、肩甲骨回しや肩の上げ下げ運動を、仕事の合間に行うことを日課にしています。

運動時間が取れない、続かないという人におすすめなのが、「その場で20秒スキップ」だ。道具も不要で場所も選ばず、すぐに実践できる。

頭の中でリズムを取りながら、同じ場所で一定の調子でスキップしよう。腕を大きく動かすと効果的だ。飛ぶ高さは、体調や気分に合わせ、自分自身が楽しめる強度でやればいい。

電子レンジの温め時間など隙間時間におこなえて、スキップという動作で心も明るくなる。たった20秒ですが実際にやってみるとなかなかの運動になるよ。