【投稿】メガネは差別用語？

去年の秋ごろ、日本の岸田文雄首相に「増税メガネ」という新しいあだ名がついた。去年から今年にかけて、どんどん支持率が低下する岸田首相。この「増税メガネ」という用語がネット上で「差別用語」になるのではないかと議論が発生したのは、みなさんご存知だろうか。

そもそも「メガネ」は視力の矯正器具であり、それは身体的な障害を抱えていることを意味するというのが、その根拠というのだ。

それは確かにその通りだと思うのだが、例えば車椅子、義手、義足、人工透析、人工肛門、胃ろう、松葉杖、ギプス、杖などの言葉は差別ではないと容認される範囲の矯正器具ではないだろうか。

ドラえもんに登場するのび太くんは「メガネ」と言われてるし、ドラマのスラムダンクにも「メガネ君」というあだ名の学生がいたような気がする。

まあメガネについては、多くの人が必要とするし使用しているので、結論的には差別にはならないのではないかというのが私なりの結論だ。また今では視力の矯正とは関係のない、おしゃれ目的の「ダテメガネ」が存在していることも、差別にならないとの判断に傾く理由です。

しかしここまで来ると男性の場合「カツラ」がどうなるのか微妙になってくる。女性がカツラやウイッグをつけていればそれは何かの病気由来の可能性があり、指摘するのはかなり危険だ。 

ただし男性のカツラであればもとにあるのは生理現象とも言えるわけで、もしかしたら差別にはならないのかもしれない。でも現在でも男性に対して「チビ」「デブ」「ハゲ」は、差別になるかならないかのギリギリの境界線にあるように思える。

今年の同窓会では、安易に男性に対して「チビ」「デブ」「ハゲ」 は禁句である。 是非、「心で思っても口に出さないでもらいたい」と思っている。