ジンスーMy love ⑬

大阪から同級生の태영が東京に来るらしい。その件で「次の日曜日だけど、どっかで集まろうよ」と장호から誘いがあった。特に予定もないので、ジンスは了解と答え、具体的な予定が決まったら教えてと장호に頼んだ。장호から電話がきたのは土曜日の昼頃だった。男子4人、女子3人が参加で、場所は池袋になったとの事。少人数とはいえ同級生が集まるのは数年ぶりだ。

もちろん全員유부남, 유부녀だ。ジンスは장호に「현주と二人で会った話は絶対するなよ」と何度も念を押したが、はぐらかすので心配になる。현주からVHSに対する連絡は、この時点ではまだなかった。ミミとは通話して食事に誘ったが、彼女は「日時は私に決めさせて」としか言わず、その後何も言ってこない。そんなタイミングで決まったプチ同窓会だからジンスは大歓迎だ。

日曜の夜、一行は池袋東口側の居酒屋に集合した。混み合っていたが、目隠しのつい立てがある座敷に案内されたので周りを気づかう必要もない。男子のもう一人は남식, 女子は경지,미화,정혜。

7人は乾杯し、お互いの近況交換を皮切りに談笑した。いつでも盛り上がるのは大学時代の思い出話だ。女子達の話題の中では현주の話も頻繁に出ていた。
…「현주は好きな男子がいるって言ってたけど、誰だったんだろうね?」、「そう。モテたのに誰ともお付合いしなかったしね。」、「今の남편とは卒業後に知り合ってるから대학시기に誰を好きだったのか謎だよね。」…

昔の話とはいえ聞き捨てならない。ジンスが面白がるフリして話題にハマろうとすると장호が目線でチクチク刺して意地悪く牽制してくる。태영が「현주はワシを好きやってん」と戯けると男女全員が「絶対それはないからっ!」と声を揃えて一刀両断。남식が携帯で写真を撮り始めると경지が「地方のトンムらに写メしてあげてよ」と提案した。彼がアドレスを知らないと言うと皆がそれぞれ携帯写真を撮り始める。二次会のカラオケボックスでも写メの送信ごっこは続いていた。

(女子の誰かはもれなく현주にも送ってるだろうなぁ)とジンスが思っている時、彼の携帯にロングメールが届いた。hyonju@とあったのでジンスは「ちょっとトイレ」と皆に言って外に出た。

<楽しそうやね。ジンスにしょっちゅう会えるトンム達がうらやましいわ。また会いたいなぁ。今日じゃなくてもいいから、ジンスがちゃんと写っている写真を送ってな。それから明日夕方5時頃に電話するから宜しく>と書いてあった。

ジンスは三度読み返した。文面通り理解して大喜びした。彼はハイテンションのままカラオケルー厶に戻ると、自分の携帯を장호に渡して写真撮れとせがみながらあっちこっち席を移動してはしゃぎまくった…

         続く