奥秩父の両神山登山。深田百名山のひとつということで前日まで色々悩んだ結果、今回は八丁尾根から両神山に至るコースを選びました。
自宅を朝5時前に出発、一般道で八丁隋道(トンネル)まで行くことに決定。秩父市街から三峰方面へ。三峰口を過ぎたあたりから谷間を荒川沿いに走り大滝村役場付近の交差点で中津川三峰停車場線に入ります。雁掛トンネルを抜けると、廃墟のような日窒鉱山が現れます。ひたすら林道のような道を上り八丁峠方面へ。道路も落石注意の看板が多く、実際に落石の跡が至る所に見られ徐行しながらの運転です。真っ暗な八丁隋道を抜けたら、登山口の駐車場に到着。
標高は1250m。駐車場には私を含め3台しか車は止まっていませんでした。準備をしていざ出発。登山道を歩き始めてすぐに鎖場。歩きにくい登山道を木に結んであるリボンを目当てにグングン距離を稼ぎます。
45分ほどで八丁峠に到着。しばしの休憩後八丁峠から西岳へ。上り下りを何度か繰り返し、岩場の鎖場が次々と現れ始めます。
岩が濡れていて滑りやすく難儀しました。鎖場と岩場の連続で腕も疲れ、体力の衰えを感じさせられました。
西岳手前の露岩の上で心地よい風に身をさらしながら一休み、行蔵峠から西岳に着く頃には、八丁の岩肌の全貌がだんだん見えてきます。
西岳からは両神山も望むことができ、山麓の落合橋の駐車場もよく見えます。西岳頂上に到着(1613m)。
西岳から再び下り、鞍部から再び鎖場を登り返したところに赤い小さな祠、一休みをして出発、相変わらず道は鎖場の連続、上り下りが延々続き、息も絶え絶え心臓の鼓動を整えながらひとつ、またひとつとピークを登るというより消化していく感じです。
東岳山頂(1660m)到着、東岳山頂にはベンチとテーブルがあり、しばしの休憩。あともう少しで両神山到着だ。
東岳からは山ツツジが咲き残る樹林帯の中をしばらく歩きピークを二つほどこえて最後の鎖場をよじ登りようやく両神山の頂上に到着(1723m)。
登り初めから約3時間。両神山の山頂は3名+ワンちゃん1匹でした。皆さん日向大谷から登ってきた人たちでした。帰りは登ってきた道を再び戻ります。
両足がつりそうになったり、軽い痙攣を起し始めます。普段下山時は登頂時より時間はかからないものですがこのコースばかりは、あまり変わらないコースタイムでした。途中何度か立ち止まっては足をほぐしながら悪戦苦闘、八丁トンネル登山口に戻ったのは3時少し前でした。
帰りは志賀坂トンネル前まで林道を走り、トンネルの手前から国道299号線を右折、ここからは谷へ下って快適な下り坂のドライブです。
途中二子山の景色と今まさに登りきった両神山の雄大な景色を見ながら国道299号線をひたすら走ります。 西武秩父駅までは約40Kmの距離。 小鹿野の付近までは川沿いの雰囲気の良い道で、車の通行も少なくとても快適なドライビングでした。
30分ほどで両神温泉薬師の湯に到着。登山の疲れを癒し4時45分出発、帰宅となりました。
期日 2017年6月某日 行程 自宅4:58発→八丁隋道登山口8:05着8:15発→大岩、坂本への分岐→8:50→八丁峠9:00→西岳9:55→赤い祠10:20→東岳10:45着→10:50発→両神山11:20着→昼食→12:20発→東岳12:45→西岳13:35→八丁峠14:15→八丁隋道登山口14:50着