先日、秋の健康診断を受けて、ちょっとショックだった。音が聞こえなくなっているのである。年をとるにしたがって、様々な知覚機能が低下してくるのは仕方がないのだが…。
まずはじめにやってくるのは視力。むかしもらった名刺の電話番号を見ようと目を凝らしたが、全然読めなくなった。預金通帳も3と6と8の区別ができなくなってきた。これが老眼の始まりだと気づいたのは、しばらくしてからだ。
老眼は、目の焦点を合わせるレンズを圧縮する筋力の低下によって起きると言われている。今では読書用、パソコン用などのメガネが必要で、大変不便になった。
でも、視力の低下は日常生活に直結するので自覚しやすいが、聴力の低下はなかなか気がつきにくい。しかし、それは確実にやってくる。
私が受けたのは、音をだんだん高くしていって聞こえるかどうかを調べるテスト。つまり周波数の試験だ。ヘッドホンをつけて音を聞く。1万ヘルツくらいだと ピーという高音がなんとなく聞こえるが、1万2千ヘルツになると、はるか彼方の汽笛のようにしか聞こえなくなる。
1万4千ヘルツだと、もう全くの無音状態になってしまう。これが若者だと、全く問題なく聞こえるそうだ。 30代 なら1万5千ヘルツ、10代なら2万ヘルツぐらいまで普通に聞こえるのだ。
なぜこのような変化が起きるのか、それは耳の中の構造による。耳は外耳道の奥に鼓膜があり、これが外の音を聞いて振動する。その振動は鼓膜に接続した三つの骨に順に伝わって、カタツムリ状の器官、蝸牛につながる。
蝸牛の中には有毛細胞が並んでいて、これが音に応じて震え、この震えが電気信号に変換されて脳に伝わるという仕組みだ。しかし加齢にともなって、ちょうど髪の毛が抜けるようにこの有毛細胞の数が、どんどん減っていってしまうのだ。
人間の声のヘルツ数は、低音域の2千ヘルツ程度なので、会話やテレビなど日常生活の音が急に聞こえなくなるわけではない。しかし加齢がさらに進み、有毛細胞全体がどんどん減っていくと、音の大きさ自体にも反応が鈍くなる。つまり耳が遠くなるということが起きるのだ。
私のアボジも年をとるにいあたがって、耳がどんどん聞こえなくなっている。 しかし逆に考えれば、世の中の雑事雑音に惑わされず泰然自若だ。ある面、非常に楽だなあと思うことがある。 周りが騒ごうが、文句を言おうが、全く動じないご様子だ。
ある面、私もそういう境地になってみたいとも思ってしまう。でもまだ早いかなあ。
私も20代に急に耳鳴りと難聴に襲われました💦耳鼻科に行って検査もしました👂医者に「ディスコとかうるさい場所によく行きますか?」と質問されたけど、それほど通ってなかったんだよね💦
私もちょっと耳が遠くなっているかも…。
でも、治らないんですのよね👂
私は耳が遠いと言うより、興味の無い話題には付いていけなくなってきてます。生前オモニがよく言ってました。姉妹でペチャクチャ盛り上がっていると、「あんた達楽しそうだね。なんの話ししてるの?」って。私も最近子ども達が早口で喋っていて、聞き慣れない言葉が出てくると聞き取るのを諦めてしまいます💦😅