【健康】今年は「ペルチェ」で酷暑対策

今年も猛暑・酷暑の日々がやってきた。この夏をどうしのぐか、げんなりしながら対策を考えている人は多いだろう。 もしあなたが、新しいグッズの購入を検討しているなら、今シーズンのキーワードはズバリ「ペルチェ」だ。

小売店の暑さ対策コーナーには、日傘や水筒、ハンディ扇風機などが売られているが、そこに「ペルチェ式」「ペルチェ素子」などと書かれているアイテムがある。それらに共通しているのは、金属のプレートを直接肌に当てる仕様になっていること。そのプレートの裏側で働くのが「ペルチェ素子」という半導体モジュールで、電気を通すことによって冷たさが持続する仕組みになっている。

近年は猛烈な暑さの中で、外出先でモバイル型の扇風機を使っている人も見かけるが、体に当たる風が熱風になってしまう。そのため冷たいものを体に直接つけたいニーズがあり、そこで「ペルチェ」が登場。扇風機にもついて、1台で2つの機能があるアイテムが売られているのだ。

もともとペルチェ素子は、パソコン用のクーラーやミニ冷蔵庫に使われていたが、それを人間の暑さ対策に活用して、全く新しい冷却アイテムを生み出したのだ。

今でこそ猛暑は珍しくないが、この頃の日本の天気はもう東南アジアの気候に似てきている。猛暑による脱水症状は、脳梗塞などのリスクを高め、急性腎不全など、命に関わる病気を引き起こすこともあるから要注意だ。

新しいもの好きなあなた。最新の冷却グッズを揃えて、この夏を乗り切ろうではないか。