9月に咲く花のように

【投稿】新札発行に泣く人、笑う人

先日、近くのコインランドリーを経営しているオヤジさんが「福沢諭吉でいいじゃないか!」と愚痴をこぼしていた。7月3日、20年ぶりの新札発行! 1万円札は渋沢栄一、5000円札は津田梅子、1000円札は北里柴三郎の肖像。でも、まだ私はいまだ見てはいない(笑)

オヤジさんは、コインランドリーに置いてある自動販売機を「新札対応」に変えなければならない。これがかなりの負担らしい。なので「新札にする必要なんてない!」と言うのだ。

新札を発行する最大の目的は「偽造防止の強化」だ。あくまでも一般論だが、新札発行から時間が経過すると、偽造のリスクが高まるそうだ。でも本当に偽造が行われているのか。親父さんは「1万円札をコピーするやつはいるけど、大掛かりな偽造団なんて日本では聞いたこともない」と笑っていた。

「偽造防止というもっともらしい理由で、誰かが新札発行で儲けているんだよ!」とオヤジさんは言った。確かに自動販売機やATM、セルフレジなどを扱う「日本自動販売システム機械工業会」の面々は、この機会にどーっと儲かるだろう。

しかし、1000円札や100円玉で小銭を稼いでいるコインランドリー業界などは、新札対応に替えると相当な出費がかさむという。その金額は規模や台数にもよるが、数十万円の出費らしい。

でもコインランドリーのオヤジさん曰く、となりの歯科医の先生はもっと気の毒だと言った。なぜなら今年12月から日本政府は、健康保険証を原則廃止し、マイナンバーカードと一体化させる方針だからだ。

そのためには「顔認証付きのカードリーダー」が必要とされるが、導入にかかる費用は40万~100万円ほどかかる。補助金は出るそうだが、病院側の負担もバカにはならない。ランニングコストとして毎月2万円ぐらい必要らしい。その上歯科医の先生はご高齢で、この種の機器操作に不慣れだ。 となりの歯科医は廃業するかもしれないとコインランドリーのオヤジはこぼしていた。

お上の「勝手な政策変更」に、多くの人が「被害者」になっている。

3 COMMENTS

マイナンバーカードなんか使ったこと無い💦

私も、福沢諭吉のままで良いし~保険証もそのままで充分なんだけどな~💦
何のたくらみがあるのか分からないけど、不便極まりなくなるね~💦
あっ👀タンス預金も新札に変えておかなきゃ~💦

なんかやだな

顔認証?知らなかったです。

匿名と言う名の匿名

河野太郎を何とかしなければならないね。

マイナカード導入の時はあくまで任意だと言ってた。
なのに健康保険証と紐付けする事が決まってからおかしくなってきた。
健康保険証を廃止するとなるとマイナカードを作らなければならない。
任意と言ってたのに結局は強制的になっている。
これに限らず行く行くは運転免許証や住民票、銀行口座までも紐付けにして国民の個人情報を把握しようとしてる。
本当の意味での自由や民主主義が犯されそうになっている。
恐ろしい世の中になったもんだ。

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