子供の頃、電車に乗る時には必ず切符を買っていた。4桁の数字が揃ったり、まれにゾロ目になると妙にうれしかったりした。
切符に印字された4桁の数字を全て1回ずつ使って四則演算で10にする遊びなどをやっていた。例えば「3652」 ならば「5+6-3+2」で10になる。これができるとラッキーな日だと嬉しくなった。また2パターン以上の計算方法があれば、気分はさらに上を行った。
そして改札口を通る時、駅員さんがカンカンと音をたてながら、改札バサミで切符の端を切ってくれた光景が忘れられない。それは子供の頃に誰もが接することができた駅員さんの職人芸だった。あれも思えば、もう30年以上も前の出来事になってしまった。
いまや改札には自動改札機が導入され、切符も電子化が進んできた。「有人改札」という言葉ができたほど、今やほとんどの改札は無人が当たり前の時代となった。
今やSuicaやPASMOに代表される交通系IC カードの代行と普及は、同時に紙の切符の姿を影へと追いやってしまった。それでも紙の切符はいまだ消えていない。Suicaなどのカードや電子マネーの入ったスマホを忘れてしまったら、電車に乗るには「切符」しかないのだ。
しかし今回、JR東日本など首都圏の鉄道各社が、2026年度末以降の乗車券からQRコードを使用した乗車券への置き換えを順次進めていくことを発表した。これはどういうことかというと、裏に磁気を帯びた乗車券ではなく、QRコードを利用するということだ。
鉄道会社側のメリットとしては、コストの軽減だ。いまや磁気切符を処理するための改札機のメンテナンスが大きな負担となっているのだ。QRコードであれば、切符を機械に通す必要がない。QRコードの印刷部分を改札にかざすだけで通過できることが可能なので、この点で改札機械の大幅なコストが軽減されるという。
でも悪い奴はきっといる。QRコードをコピーしたらどうなるのだろうか。しかしこのような不正は誰もが最初に思いつくわけで、もちろん対策が行われているという。
発行された QRコードで改札から入場した時点で、その切符のQR コードは「入場済み」という情報がセンターサーバーに記録されるので、その後はほかのどの改札からも入場できなくなるそうだ。本当にすごい世の中になっている。
現在は改札口通過の手段はほとんどが交通系IC カードで、磁気切符の比率はいまや1割にも満たないそうだ。この部分を順次QRコード切符で置き換えていくというのが今回の意図だ。
また今回の連名各社には含まれていないが、例えば京王電鉄ではクレジットカードのタッチ決済とQR コード乗車への対応をすでに発表しており、2024年度内で全駅の展開を目指している。こうなるとクレジットカードのタッチ決済で全てが処理できてしまうので、利便性はさらに向上すると思う。
乗車駅で切符を切ってもらい、各駅ごとのハサミの形を見る楽しみは、もはや遠い過去の話になってしまった。
もう付いて行けない👀 でもついて行かないと生きていけない💦
一枚目の切符、駅員👀 懐かしい😊
あの切符切るハサミを、拳銃のようにくるくる回す、器用な駅員いたよね😁
数字の遊びもやった😆 ぞろ目がでたり、1,2,3,4とか出ると、得した気分になったもんね👀
10にする遊び、やっぱりみんなやっていたんですね🤣
昔、十条の駅でホームの端っこで定期券を渡してた奴をちょくちょく見かけたけど…
もうキセルは出来ないね。(笑)