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【投稿】群馬の森「朝鮮人労働者追悼碑」撤去の報道に思う

みなさんは群馬県高崎市にある「群馬の森」を知っていますか。「群馬の森」一帯は、かつて陸軍の岩鼻火薬製造所があった場所で、そのような歴史的背景から製造所の従業員・遺族ら関係者の有志が設置した「ダイナマイト碑」などの様々な記念碑が設置されています。

その中には「記憶 反省 そして友好」の碑(朝鮮人追悼碑)もあります。

報道によればこの碑は2004年に「政治的行事を行わない」との条件を付けて建立が認められたそうですが、追悼行事の中で政治的なアピールが行われたとの理由で、群馬県は2014年に、碑の設置期間の更新を認めませんでした。

群馬県庁舎

その後、碑を管理する団体は、不許可処分の取り消しなどを求めて裁判を行いましたが。今年最高裁での敗訴が確定し、県が碑を管理する団体に撤去の予定などを示すよう求めたことを受け、管理団体と弁護団は、県に「会談の場を設けるよう」要望したという報道がありました。

会見する弁護団

戦時中群馬県内には、吾妻郡中之条町の群馬鉄山などの鉱山や軍需工場がたくさんあり、中国や朝鮮半島から動員されてきた労働者が働かされていたのは歴史的な事実です。

ダイナマイト発祥の地の碑

その人数は公的には残されていませんが、沼田市にあった日発岩本発電所だけでも、連行されてきた約1000人の朝鮮人と、600人余りの中国人捕虜が働かされていたことが、地下導水路工事を請け負った間組の百年史に記録されています。

苛烈な労働に加え、虐待を受けることもあった彼らの魂を悼む碑は、2001年6月に群馬県議会で全会一致で趣旨採択されて、この碑の設立が決まりました。

しかし設置をめぐって県は、原案にあった「日本に強制連行された人々」という記述を「外務省とも相談したが、強制連行という用語を政府は認知していないので認められない」とし、村山談話の範囲で表現するように当時の管理団体に通告してきたのです。

団体側は「強制連行」を「労務動員」と置き換えるなどして、2004年3月に当時の群馬県知事の決裁を受けました。

その後も県と協議を重ね、双方の合意を得て建てられたにもかかわらず、2014年7月、群馬県は10年間の設置期間の更新を認めず、碑を管理している民間団体に、碑を撤去するよう突如通知してきたのです。

理由について県は、除幕式や追悼式で参加者が「戦争中に強制的に連れてこられた朝鮮人がいた事実を刻むことは大事」などと発言したことを「政治的発言」だとして、設置許可に付された条件違反が行われてきたことから「本件追悼碑の設置目的が、日韓・日朝の友好促進に有意義なものであるという当初の目的からはずれてきた」

「政治的発言がおこなわれた結果、本件追悼碑は存在自体が論争の対象となり、街頭宣伝・抗議活動など紛争の原因となっており、このような追悼碑は、憩いの場である都市公園にあるべき施設としてふさわしくない」と裁判で主張してきたのです。

岩鼻火薬製造所跡地

私は在日なので、日本の最高裁の司法判断について賛成も反対も言える立場ではないのですが、みなさんはこの判決についてどのように考えますか?

3 COMMENTS

いつまで意固地?

このニュース、耳にしたことあります👂
「記憶 反省 そして友好💕」 良い言葉ですね👍
でも、政府が心無い判断をするから、降ろしかけていた拳が、また上がっちゃうんだよなぁ~
殴った奴は、すぐに忘れようとするけど、殴られた人は、一生忘れないんだよなぁ😞
反省を踏まえて友好と手を差し伸べているのに~ それを振り払うか~🤦‍♂️

歴史を振り返ろう

碑を撤去しても、過去の歴史を消す事は出来ないんだけどなあ。
強制連行自体を否定したい輩がいるんでしょうね。

山本ニ太郎

今の群馬県知事って誰だっけ?
山本一太だよね。
あぁ、あの安倍ちゃんと仲が良かったあの人だ。
こりゃあ、話しても無駄でしょ。

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