【投稿】50年前の夕立

超大型の台風が九州に上陸した。 晴れているのに突然降り出してくる大雨を見て子供の頃を思い出す。

ウリハッキョにはプールがなくて、夏休みになると新しくできた市民プールに、近くに住む幼なじみの同級生とよく通った。 もちろんその子の家の近くにもプールがなかったので、お互い自転車に乗って市民プールでの待ち合わせだった。

そのプールは多摩川の土手の近くにあり、草が生い茂る長いあぜ道を自宅からひたすら走ったものだ。

泳いでいる途中の夕立。そして帰り道で夕立が降ったことを思い出す。

もう50年も昔のことだけれども、あの頃の夏の記憶は、なんだか別の人生の記憶のような心持ちになるのは私が歳を刻んだからでしょうか。