「たぬき豆腐、ずっと頼みたかったからうれしいな~。やっと注文できる」娘はニコニコしながらカウンターの主人に声をかけた。「たぬき豆腐一つください。あともろきゅうも」。
品書きに並んでいるのを見て、注文してみたいと常々思っていたけれど、量が多くて持て余しそうだから躊躇してきたのだという。
たぬき豆腐が運ばれてきた。アツアツの鍋にお豆腐、そして表面いっぱいにこんがりきつね色の揚げ玉と大小のマルがぎっしり浮かんだ風景は、モダンアート作品のよう。しばらく抽象画を鑑賞している気分になり、無言で見入った。
初めて食べたが、だしを吸い込んだ揚げ玉は、酒の肴に最高だ。豆腐を食べ終わっても揚げ玉はへこたれない。割り箸の先で一つ二つふやけたのを、二人で大事にすくっては口に運ぶ。無数の揚げ玉はいつまでも減りもせず、へたりもせず、座持ちの良さもこのうえなく、ありがたいことにお酒も進むのだ。
ただ単に、豆腐と揚げ玉とめんつゆが入っただけの「たぬき豆腐」。居酒屋で食べた「たぬき豆腐」は絶品だった。
ごく普通のタヌキうどんのようですが、誰とどこで?どんな会話をしながら食べたの?
そのシチェーションによって、味が左右するんですよね~😊
たぶん、楽しい雰囲気で気の置けない人と食べたので、とても「美味しい」ってなったんでしょうね😘 良かったですね~👍
たぬき豆腐??
食べたことはないな~。多分俺は頼まんだろうな~
あ~、これは娘さんと食べたからご馳走に感じたんでしょうね~。🤣
揚げ玉が抽象画に見えるなんて「娘効果」以外あり得ないよね。笑
娘と食事するのは、…上手く言えないけど本当に幸せな気分なんですよね~。
投稿者さんはお父さんなのかな?尚更、嬉しいデートだったんでしょうね💕めでたしめでたし。