8月22日付「朝日新聞」に掲載されていた記事を紹介します。オウム真理教をテーマにした「A」などのドキュメンタリー映画で知られる森達也監督(66)が、初めての劇映画となる「福田村事件(仮題)」のメガホンを取ってます。
関東大震災後の流言飛語が原因で、行商団9人が殺された実際の事件を描くのだそうです。
この映画には井浦新さん、田中麗奈さんらが出演し、震災から100年となる来年の公開が予定されているそうです。この映画の物語は、関東大震災の直後から飛び交った流言飛語から始まります。
――朝鮮人が武器を持って襲ってくる、井戸に毒を投げ入れた、放火して回っている等々。それらを信じた市井の人が自警団を結成し、「九月、東京の路上で」朝鮮人を虐殺した。そのデマは東京近郊にも飛び火し――
関東大震災5日後の1923年9月6日、千葉県福田村(現野田市)で、香川県から来た薬売り行商団の9人が地元自警団によって虐殺されます。讃岐弁を朝鮮語と間違えられたのです。
9人の中には臨月の妊婦もいました。彼らは被差別部落の出身だったのです。この凄惨な事件に至る過程を、主に加害者たちの日常を丁寧に描写しながらたどっていきます。
森監督は「A」「A2」でオウム真理教の信者らにカメラを向け、加害者側からサリン事件を見つめました。
森監督は言います。「衝撃だったのは、彼らが皆、善良で穏やかな人だったこと。人間は冷酷だから残虐なことをするわけではないということを伝えたい」と言います。
森監督は100年前の「福田村事件」という日本映画が避けていた題材の映画化に挑みます。
詳しくは映画「福田村事件」(仮)製作費のクラウドファウンディングのHPを御覧ください。
「1923関東大震災」朗読劇とクロストークの御案内 写真で見る在日③-関東大震災の受難
この事件は、知らないんだぁ~💦
デマで当時の朝鮮人が悲惨に殺されたと言うことは知ってましたが、日本人も、どさくさに紛れて殺されちゃったんですね~😢
しかし、風評被害って言うのは、恐ろしいね💦
気を付けないと、被害者にも加害者にもなっちゃうよね~
今でも風評被害やインターネットを介した嫌がらせや誹謗中傷がありますよね。
我々も気を付けないと…。
こういう社会的問題にビビらず出演された井浦新さん、田中麗奈さんに拍手👏を送りたいと思います。善良な市民が何故凶悪な暴徒と化してしまうのでしょうか?冷静に考えるとデマだと分かるはずなのに…。井浦新さんは良いですね。私は大河ドラマ”清盛“での崇徳上皇を演じた井浦さんが素晴らしかったと思います。これからも期待し、応援したいと思います。