【思い出】近所の銭湯の奇妙な風景ー３

銭湯にはいろんな方が出入りします。私は熱いお湯とたっぷり使える湯量が魅力なんですが、銭湯の中での人間観察も大好きです。でも利用者の中には銭湯に行くのを趣味としている強者もいらっしゃいます。

とある日曜日。早朝４時に起きで、久里浜まで「タイ」を釣りに行ったが、あいにくの「ボーズ」で帰宅。疲れた体を癒すべく、少し早めの銭湯へ出向いた。「あ～あ、疲れた💦チキショ～今日は一匹も釣れないし～お金💰と時間⌚と体力💪を無駄に使っちゃったなぁ～」と、ぼんやり湯船につかっていると、ちょうどシャワーを流しつつ、椅子に座った一人の男が、股間を洗っているのが視界に入った。

どうもうめき声まで漏れているので、「変な奴だなぁ～」と気にもしていなかった。でもその動作が執拗に長いので、いよいよ気になりだして観察すると、椅子から立ち上がったその瞬間、立派な「イチモツ」が45度の角度で天を向いているではないか？

「こいつ～ばっかじゃねぇ～の？？」「銭湯でなにしてんの？？？」「うううぅぅ～変態だぁ～　こ・い・つ～」と焦りながらも、また薄目で観察してしまった。そして、どんな奴だぁ？この変態！と視線を上げると、男もず〜っとこちらの様子を見ていたらしく、目と目がばっちり合ってしまった。

あせった私は急いで湯船からあがり、脱衣所に逃げ込んだ。タオルで体を拭いてロッカーのカギを開け、パンツを履きシャツに腕を通し、その場を離れようとするんだけど、生乾きの体にシャツが引っ掛かり、裏返るしぃ～。焦ってロッカー内のジャージを取り出していると、真横に人の気配が～。視線を上げると、なんとあの変態野郎が立っているではないか、しかも片目でやんわり「ウィンク」まで。

「この野郎～オレにはその辺の趣味はねえよ～」と叫ぼうとしたが、恐怖感が増し声が出ない。急いで銭湯を後にしたが、変な汗がずっと流れていた。後で分かったことだが、近所に組の事務所と同時に「モ－ホ－」の詰め所も数か所あるらしい(からすれば男湯はパラダイスらしい)やれやれ～。

それから後日、また凝りもせずに銭湯の洗い場に入ると、一斉に視線が私に向いているような恐怖感に包まれるようになってしまった??決して私が男にモテる～と言う自慢話をしているのではありませんので～あしからず！　
でもオモロイよ～　銭湯♨