卒業の春…再会の準備を始めよう

지영이는 보았다(第4弾)エピローグ

…その後

ユミは昇進して領事館から大使館に移り、工作活動の監督責任者として日々多忙を極めている…

あの가게のママはユミの転勤を喜んだ。そして今でもチヨンを気にかけ、ちょくちょく連絡しあっている…

김재광の仕事は無報酬の同窓会ブログに比重が移ってしまい、本業の不動産仲介業務が縮小気味。あの男から預かったコピースマホなんかどこにしまったかさえ思い出さない…

조방도は隠居のあり余る時間を声楽練習にあてたため、遂に喉を壊してしまった…

류춘호は第二の人生を易者と定め、高額な授業料を払いながらその学校に通いだした…

로영주は재광のブログ編集に巻き込まれたのをちゃっかり利用してイラスト技術に磨きをかけ、その名を高めている。その一方、面倒な仕事は東北の김に押し付けている…

김성남はチヨンから連絡が来るはずだと思い込み、日々ソワソワしてるし、最近ライオネル・リッチーの〈スティル〉を悲しそうに口ずさんでいる。もう1つのスマホは埃をかぶって久しい…

松山はハナのリクルートと彼女との結婚は叶わったが、今でも良き友として彼女の仕事と生活の相談に乗っている…

홍창영は商工会の仕事の一環と同胞のために!の信念から、イベントや食事会がある度、必ずチヨンに声をかけて誘っている…

そして〈품〉は廃業した……

…2020年の8月15日、朝鮮の首都平壌の〇〇〇広場では、祖国解放75周年の祝賀行事が盛大に催されていた。その第1部では軍人による足あげ行進が展開された。そして第2部、平壌市民と青少年学生によるパレードが始まる。

そのパレードの中には在外同胞の一団もあった。世界各国はもちろん、在日の同胞の多くもそれに参加している。

その一団の最前列には、チマチョゴリ姿で両手に持った花束を掲げ回しながら飛び跳ねんばかりに躍動する박지영の姿があった。彼女は観覧席を仰ぎ見ながら声を限りに叫んでいる。

만세〜ㅅ,만세〜ㅅ!

なんちゃって。おしまい

4 COMMENTS

二重スパイ。

えっ⁉️チヨンが평양で「만세!」?
どうなってんの?チヨンは二重スパイだった?作家さん、想像力働かせますねー。長い期間の連載お疲れ様でした。楽しかったです。
チヨンに会いてー!

まだ現役

「オチ」が素晴らしいね、最後はミイラ取りがミイラになる~か、お疲れ様さん

H

ここ数ヶ月、朝は先ずチヨンから始まりました。長い間楽しませてくれてありがとう。
変わり身の早さに驚いたオチでしたが🤣、そこが面白いところでした💕チヨンはクノイチだったのかな。「忍法変わり身の術」なんちゃって🤣

登場人物

作家さん、大変お疲れ様でした❗
さすがのストーリー、予想もつかぬ展開とどんでん返しのピリオド。
私の記憶では、チヨンは過去上野で、実在の人物じゃ無いでしょうか⁉️
もちろん、今回の小説の主人公とは、全くちがますが。
目のくりっとした可愛いアガシ💘😄
ともかく、またの小説を期待してやみません🎵
追伸、写真がリアルで本文を生かしましたね☺

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