統一協会に関する報道が最も多かったのは、1992年の合同結婚式からだった。 93年には、この結婚式に参加した有名女性の脱会などで報道が続くも、94年には沈下。1995年にはオウム真理教事件が起きて、統一協会は放置されてしまった。
だがその間、オウム真理教が一連の事件を引き起こして自爆したのとは対照的に、統一協会は地道に社会や国会議員へと浸透していった。社会的に教団に対してノーマークの状態が続いた空白の30年だ。
報道などで概要を知っている人は多いと思うが、詳細を読むと改めて教団と政治との関係の深さにため息が出る。 統一協会が韓国で誕生したのは1954年。日本では58年に布教が始まり、64年に東京都によって宗教法人の認証を受ける。
政治とのつながりができたのは1967年以降、韓国に続き日本で結成された「国際勝共連合」の名誉会長は笹川良一だ。 岸信介も発起人に名を連ねた。74年に大々的に開かれた会合には、福田赳夫大蔵大臣や安倍晋太郎ら国会議員40人が出席。 演壇に立った福田は「アジアに偉大なる指導者現る。その名は 文鮮明」と絶賛した。
今回明らかになった自民党大物政治家や〇〇大臣と同じことが、約50年も前にもっと大物の政治家によって。行われていたことに、正直驚く。
しかしこれは、ほんの導入部に過ぎない。 選挙への食い込み方や、秘書を送り込むプロセス、霊感商法が絡んだ教団への巧みな誘導法などが、次々に明かされる。
この本は、92年に出た本に加筆された増補版だが、30年経っても内容が古びていないのは、今も同じ状態が続いているからだろう。 日本社会に再び「空白の30」年を産んではならないと、著者は訴えている。
「空白の30年」って、つまり岸がテレビ局に圧力かけて、報道規制をかけたってことなんじゃないの?
今回の安倍事件で、色んな事が明るみになったよね~👀
統一教会だけじゃなくても、他にグレーな教団はいっぱいありそう~💦
気を付けなきゃ~
統一教会の問題…。またこの頃は下火になってきましたね。
また、放置されるんでしょうか。
テレビの影響が大きいと思いますが、宗教問題に関する有田さんと江川紹子さんの見解に共感します。この本も読みたいです。