今日はJR巣鴨駅を下車し地蔵通り商店街の周辺を散策します。
巣鴨地蔵通り商店街
巣鴨地蔵通り商店街は近年「おばあちゃんの原宿」と呼ばれていますが江戸の中期から現代にいたるまで商業や信仰の場として栄えてきました。
中山道の出発点である日本橋から歩くと、最初の休憩所がこの巣鴨だったことも要因の一つとされています。おばあちゃんの原宿と言われてますが、おじいちゃんも多いです(笑)
とげぬき地蔵尊 高岩寺
とげぬき地蔵尊 高岩寺。元々は江戸湯島に開かれていたお寺が上野に移り、1891年にここ巣鴨へ移転しました。「とげぬき地蔵」として霊験あらたかなお寺です。
お寺があったり露店があったり小さなお店が並ぶ巣鴨地蔵通り商店街、心を癒され、のんびりと気分も体も晴れやかになりますよ。
巣鴨の庚申塚
次は巣鴨の庚申塚。江戸時代は中山道の休憩所として茶店があって、人足や馬の世話をしていました。
中山道板橋の宿場も近いので江戸時代にはここから花の名所の飛鳥山や紅葉の王子にでる王子道の道しるべを兼ねた庚申塔が建っていました。今でいう観光案内所みたいな所ですね。
現在は庚申堂に猿田彦大神を合祀しています。猿田彦大神とは日本神話に登場する神様です。天孫降臨の際に道案内をしたということから、道の神、旅人の神とされるようになり道祖神と同一視されました。
染井霊園
次は染井霊園に。染井という地名はソメイという名前の泉があったことに由来しています。
この霊園に咲いているソメイヨシノは江戸末期から明治初期にかけてこの染井の地に集落をつくっていた植木職人が改良して生まれた品種です。
日本中に植えられているソメイヨシノは全て同じクローンで増やしたものです。台木とよばれる別の木に、増殖したい個体の枝をつなぐことで、同じ品種ができる。一本の樹からこれだけの同じ個体を増殖してるんですね、ちょっと驚きです。
東京染井温泉 Sakura
ここ染井の地には温泉もあるんですよ。名前も染井の地と桜にちなんで命名してます。時間やお金に余裕がある方はどうぞ。
まだまだ巣鴨地蔵通りの周辺には、たくさんの史跡や紹介したいお店があります。少しの時間に少し足を伸ばして、ゆっくりと散策するのはいかがでしょうか。
テレビでよく放映する巣鴨ですが、正直言ってまだ行ったことが無いんです💦イメージ的に年寄りが行く街みたいなイメージでね。でも見どころが沢山あるんですね。一度探検してみますわ。