春のうららかさを感じよう

若く楽しく美しく(55)ー怒りの爆発

私たちの世代や上の世代の人たちを見て「最近丸くなった」とか「キレやすくなった」って思うことありません? 若い頃は怒りっぽかったのに、いろんな経験を積んで視野が広がってあまり怒らなくなった人もいれば、普段は穏やかなのに小さなことですぐキレちゃう人もいる。怒りの沸点てどれぐらいなんでしょう。

そもそも怒りってどうやって出てくるのだろうか? そんなくだらないことを考えていて、ふと気が付きました。怒りって理想と現実のギャップが要因なんですよ。願望や期待が裏切られた時に生まれるんです。

「こうであってほしい」とか「こうあるべき」という自分が作った尺度に相手が当てはまらないとイライラしてムカつく。すると脳は“攻撃するか逃げるか”の二択を迫られるんです。

元々人間の脳には二択プログラムが組み込まれていて、“善か悪か”“やるかやらないか”などの選択を常に迫られているそうです。怒りっぽい人は、脳がすかさず“攻撃!”という判断を下すんですって。

怒りは自分が傷つくのを防ぐ防御態勢なのだとか。

ただ怒りの矛先は他人であったり自分であったり、時には動物や物であったりと様々。特に信頼している人や身近な人には怒りを感じやすいそうです。一種の甘えなんですね。

怒りのマイナスエネルギーは体に悪い影響を与えるだけでなく寿命まで縮ませちゃうんです。そうかといって怒りを我慢して蓄積しているのも、体に悪いに決まってる。それに怒りを爆発させると、ケンカになったり人間関係がおかしくなっちゃって修復するのに時間がかかる。

一方、怒りをため込むと、ずっと持続されて恨みや憎しみに変わっていくんです。どちらにしても楽しくないしリラックスなんてできっこない。じゃあ、どうすればいいの?

腹が立ってどうしようもない時は6秒待つのがいいのだとか。怒りのピークは6秒で、その後脳がブレーキをかけるので徐々に感情が抑えられるんです。ガマンでなく待機。深呼吸したり数字を数えたりして、6秒過ごせば怒りの峠を越えられるんです。

爆発させないと後々引きずると言う人は、楽しいことを探すのが効果的なのだそうです。怒りを感じたら爆発する前に歌をうたったり、好きな写真を見たりすれば、感情をうまく散らすことができるんです。そして、一番の解決法は“あまり期待しないこと”。自分や相手に期待しすぎると、ストレスがたまって怒りがこみあげてくるので、最初から期待しなければいいんです。

そういえば、このブログの管理人さんも相当怒りっぽいって聞いたけど、もっと理想を下げて期待を持たなければ怒らなくなりますよ。多分…