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楽しいお正月に欠かせない!昔から伝わる伝承遊び

今日は旧暦の1月1日「ソルラル」だ。ソルラルに欠かせないのがお正月遊び。日本でもお正月といえば、凧揚げや羽根つき、カルタにすごろく、福笑いと古くから伝わる様々な遊びが思い浮かびますよね。

韓国にも伝統遊びがあり、その数は350種類以上あるとも伝えられています。

ユンノリ(윷놀이)

「ユンノリ」は、高句麗・百済・新羅の韓国の三国時代に起源を持つ韓国固有の民俗遊びです。

日本のすごろくに似た遊びで、サイコロの代わりに「ユッ(윷)」という4本の木の棒を投げます。「ユッ」の表裏の組み合わせでコマが進む数が決まり、全て裏または表の場合は、もう一度投げることができます。

2チームで行われ、1チームにつきコマは4つ。4つ全てを最初にゴールさせたチームが勝ちです。「ユッは目の上よりも高く投げる」、「最後はぴったりの数が出ないとあがれない」など、単純なルールのゲームですが、それ故に意外と白熱するのが「ユンノリ」ならではです。老若男女問わず楽しめるため、家族がそろうお正月には定番の遊びです。

チェギチャギ(제기차기)

日本の蹴鞠(けまり)を思い起こさせる「チェギチャギ」。小銭を紙で巻いて「羽根(チェギ)」を作り、チェギを地面に落とさないように蹴り続けます。

元々は、中国で武術の鍛錬のために布切れなどを入れた革の袋を蹴っていた「蹴鞠遊び」が始まりだそう。

4人で遊ぶ場合は、北→東→西→南→北の順で連続して蹴り、落とした人が負けというのが基本的なルールです。小銭と紙があれば作って遊ぶことができます。

ノルティギ(널뛰기)

わらの束や穀物の入った袋などの上に細長い板をのせ、向かい合った2人が交互に高く飛び上がる遊び。

相手が落ちてくる力を上手に利用すれば、かなりの高さまで飛び跳ねることができます。

「ノルティギ」の由来については、外出することができなかった女性たちが塀越しに外の世界をのぞいたり、男性を見たりしていたのが始まりという説、獄中の夫を一目見ようと妻たちが集まって行ったのが始まりという説など、諸説があります。

ペンイチギ (펭이치기) 

日本や中国などアジア圏だけでなく、ドイツやイタリアといったヨーロッパまで、世界各国に存在する「こま」。

韓国では、50cmほどの細い棒に紐をつけ、紐でこまをたたいて回しながら遊びます。冬の代表的な遊びで、昔は凍った川や池の上で、子どもたちが木で作った手作りのこまを回して遊ぶ光景がよく見られたそうです。

ヨン ナルリギ (연 날리기) 

日本でもおなじみの「凧揚げ」ですが、韓国の凧は四角い形やエイの形をしたものが一般的。

風を吸収し、方向を調節するために真ん中に穴が開いているのが特徴です。子どもから大人まで楽しまれ、相手の凧糸を切る「ケンカ凧」もよく行われます。

韓国では1年の無病息災を願うために「送厄」や「送厄迎福」と書いた凧を高く揚げ、糸巻きの糸が全てなくなったら糸を切って遠くに飛ばしてしまうという風習があります。

トゥホ(투호)

「投壺」と書く漢字語で、中国の唐の時代に伝来した遊び。韓国では高麗時代から朝鮮時代にかけて、宮中や貴族の屋敷内で行われていました。

遊び方は簡単で、2mほど先にある壺に矢を投げ入れ、壺に多くの矢を入れた方が勝ちです。宮中で王族たちがトゥホを行う際は、王が直々に賞を与えたとも伝えられています。


子どもたちだけでなく、大人も童心に返って楽しめる伝承遊びの数々。ソルラル期間中、k韓国の市内は休業する店舗も多くひっそりとしていますが、古宮や博物館、テーマパークでは、お正月にちなみ、伝承遊びなどを体験できる多彩なイベントを開催しています。

この時期に韓国に来られる方は、ぜひ足を運んで韓国のお正月遊びを体験してみるのも良いでしょうね。

3 COMMENTS

なんちゃっておじいさん

今では韓国でもゲームが流行っているから、こういう伝承的な遊びはどんどん廃れていくんだろうね。そういう私も知りません(笑)
そう考えると、ウリハッキョで行われている伝承遊びの教育も重要ですね。
あらためて民族教育の重要性を再認識です!~なんちゃって!

東天紅にはパジチョゴリで行こうかな?💓

へぇ~ ほとんどやったこと無い💦👀
秋の東天紅でやろうよ~👍 たぶんよぼよぼで出来ないと思うけど😂

懐かしい

ノルティギ懐かしい。小学校にあったからよーーくやりました。女の子なら知っていると思いますが、真ん中に人が乗らないと大変な事になるんですよねー🤣綺麗なチョゴリを着てタンバリンを持って華やかさと技術を競う大会もありました。

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