春の代名詞といえば桜と入学式。東京都をはじめ各地の開花宣言のニュースを聞きながら、 東京十条にある母校・東京朝鮮中高級学校の入学式に赴いた。期待と不安で緊張気味の新入生たちと、それを見守る父兄や祖父母、教員たちの姿が微笑ましい。
式では各団体から送られてきた、愛情あふれるメッセージやプレゼントが紹介された。中でも30代の在日コリアンのネットワークである青商会が、今年から中級部女子新入生たちにチマ・チョゴリの制服をプレゼントすることが伝えられると、場内はひときわ沸いた。
式の帰り道、最寄りの駅につき電車時間を確認しようと電光掲示板を見た。時間表示の下に「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます」のテロップが流れている。この駅を利用する学校は多いが、当日入学式があったのは朝鮮学校のみ。何と粋な計らいかと、また嬉しくなった。
もちろん日本の学校の入学式当日にも、同じテロップが流れるだろう。それでも昨今、高校無償化をはじめウリハッキョへの差別が取り沙汰されている中、日本の学校と区別なく対応してくれている駅の職員の皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいになった。
当たり前なのかもしれないが、その当然のことがなされないこの時代。テロップを見た新入生たち、父母たちの気持ちを思うと、まだまだ寒暖の差がある陽気の中でも、ほっこりするのは私だけではないだろう。 今年も春が来た。
※ある後輩からの投稿に、編集部で手を加えてアップしました。
青商会のチョゴリのプレゼントも、掲示板のテロップも、嬉しいね~😍
ここは十条の駅ですか?👀
ならば、「おめでとうございます」じゃなくて「チュッカハンミダ!」ってテロップが入ってたら👀もう感激ものだね~💓
でも、駅員さん良い人だな~
十条の駅に電光掲示板があるんだ❗それに先ず驚き。
十条の駅は以前も第3の小学生達に感動的な計らいをしてくれたしで、感謝💕
後輩の投稿を色づけして載せた管理人に脱帽。
驚きの連続でした💕