何とも不思議な体内時計。朝に太陽の光を浴びたら自動でリセットされるって、まるで電波時計のようだけど、地球の自転と同期されているんですよ。
「生物ってやっぱり宇宙とつながっているんだな~」なんて妙に感心しちゃいます。でもね、悲しいかな体のリズムも加齢で老化するんです。
年をとると脳内の時計細胞への伝達が遅れて時計の振り幅が小さくなり時間がズレたり早まったりするんです。老人の早寝早起きはこれが原因だとか。それに視力が衰えて光を認識する機能が低下する。
結果、体内時計をきっちりリセットされない状態で体中の子時計を同期しちゃうんです。
この状態が続くと病気だけでなく寿命にかかわってくるというから怖いですね。そして、年をとると生活にも時間にも余裕ができて、昼にあくせく働かなくなる人が増えますね。
頭や体を使わないままダラダラと1日を過ごしていると脳が“疲れた 休みたい”と感じなくなる。そうなると、時計の役割が乱れていってしまうんです。何か悲しい😢
でもね、体の老化と違って改善できるんですよ。“日中は明るく夜は暗い生活”、これをきっちり守っていたら体内時計の老化は進行を遅らせることができるんです。
“光メリハリのある生活”。もちろん行動にもメリハリをつける。体内時計をきっちり合わせると、不眠、食欲不振、虚弱、無気力などの不具合が解消されるそうですよ。