私のアボジは大正15年生まれで、今年満94歳になる。アボジが高尾山に登り始めたのは60歳を過ぎてからだ。知人に誘われて登ったのがきっかけで始めた高尾山登山。それまで山登りの経験はゼロ。仕事一筋で運動もしたことがない人だった。
でも高尾山で仲間と出会い、その昔同じ釜の飯を食った友人たちと会うのが楽しかったのだろう。これと言った趣味など持たなかったアボジはこの日を境に高尾山の虜になっていく。その数1年に110回。毎週水曜日と土曜日には電車に乗って高尾山口駅へ向かう。そして山仲間がいれば一緒に登り、いなければ一人で登山する。
高尾山登山に目覚めたアボジは同好会を作った。その数多い時で30名ほどになった。1年のうちには雨が降ったり天候が悪い時もある。そんな日は登山を諦めるが、木曜や日曜を使って必ず週2回は登山することを目標とした。
高尾山に登るため犬を飼い始めた。早朝と夕方に犬と散歩し、足腰を鍛えるためだ。それを30年間やり遂げた。足腰が弱ってきて頂上まで体力が続かないご老人が増えてくる。そして山仲間の死。会員の数は減っていった。90歳を節目に同好会も解散した。
2年前には足の裏に黒い斑点ができた。病院で精密検査を受けたところ、悪性の皮膚がんと判明し手術した。足の裏のかかとの盛り上がった部分を4分の1ほどえぐり取った。そして自宅でのリハビリとなる。約1年間歩行訓練を重ね、先月は転倒してアバラ骨を2本折った。家族の誰もがもう高尾山は無理だと思った。
でもアボジは11月から高尾山に登り始めた。もう山仲間がいない高尾山に…。
一人登山は危険なので親子登山となった。登りはケーブルカーを利用してゆっくりと登る。アボジと二人で登る高尾山。ちょっと気恥ずかしく、不思議な時間だ。
目標はもみじ台の茶屋、細田屋。でも初日はコンクリートの舗装された道がしんどかったので、薬王院の途中での下山となった。でもアボジは小さい子供たちが元気いっぱいに遠足をしている姿を見て嬉しかったようだ。
先週は高尾山薬王院まで歩いた。さて今週はどこまで行くのだろう。
健康で意思が強くリーダーシップがあり努力家。
・・・
どこかで見たような・・・😊
アボニンのご健康と高尾山での安全を心よりお祈りします。
アボニムが94年の人生を歩みながら 愛する息子に「伝えたかった事」を感じることができました。これからの自分が生きていく「道しるべ」にさせて頂きます。
有り難う。
아버님 오래오래 건강하세요(^-^)♡
아버님 존경합니다.
私は死ぬ迄に高尾山に行ってみたいなと思っていました。
仕事の都合で中々時間が取れない事に諦めの気持ちでブログを見ていました。
でも今日の投稿を読んで勇気が湧いて来ました。
60청춘.90환갑の現代で今からでも遅くないのだと。
これからは自分磨きの為に時間をさいてみようと心に決めました。
용기를 안겨주신 아버님 감사합니다.
그리고 부디 옥체건강하시여 장수하시기 바랍니다.