(午後5時から午前5時はないよな。おまけに不定休だからいつ会うのよ?)
快楽の扉は開いてるのに、それをくぐる時間がないとジンスは悶々としていた。週明けに何度か정선から連絡はくるが、祭日とか日曜日を指定してくるので<次>に進めないのだ。
ジンスはゴルフをしないので、休みの日に出かける言い訳はサウナくらいしか思い浮かばない。今日通話した선미は「店行ったってね。なんか정선이がアンタにお熱上げちゃってね。男女はカオスだよね。大人だからとやかく言わないけど、戻って来れるようにしてよね。責任感じちゃうから」と言っていた。
ジンスは進んでないから戻れないと思いながらも、心はエッチの確変モードに突入している。平日の午前中から会っちゃおうかと何度も企んだがマーフィの法則で不思議と仕事で塞がってしまう。でも夜間の島工事が深夜1時に終わりそうな日が回ってきた。
泊まる理由になりうるから好機到来だ!ジンスは정선に連絡を入れた。彼女は深夜でも美容院の近くに来てくれたらマンションの鍵を預けるからと即応した。
その日、工事を手際よく終えたジンスは新宿へと急いだ。정선と落ち合うと「近いから連れていく」と言われ、彼女のマンションに案内された。部屋の鍵を開けながら「遅くても6時に戻るね。冷蔵庫に何でもあるから自由に食べていいよ」と言い残して仕事に戻っていった。ジンスは一眠りする事にしてベッドに入った。あっという間に深い眠りに落ちた。
数時間が過ぎた頃、ドアを開ける音が彼を眠りから覚醒させる。部屋はまだ薄暗い。「언니 나야. 피곤하니까 자고갈래〜」と言いながら見知らぬ女が部屋に入って来た。ジンスはパニックになり布団の中に隠れるようにして縮こまった。女は服を脱ぎ捨てるようにして「언니〜」と酒の匂いをさせながら布団の中へ潜ってきた。
「キャ~ッ!」と女は飛び起き「넌 누구얏?」と身構えた。女のシルエットは下着姿だった。「정선이 친구です」と言ったが敬語はおかしいと思い「お前こそいきなり何だよ?!」と聞き返した。
「어머어머, 아니 이런 일이. 정말 죄송해요.죄송합니다」と何度も繰り返し、そそくさと服を着てまた振り返り頭を下げ下げ出ていった。時間は間もなく午前6時になる。ようやく本命が帰ってきた。ジンスは、今ここで起きた事を정선に話した。
彼女は「그래서?정말 아무 일 없었던게지?」と不機嫌を隠さなかった。そして、その女に電話をかけて「合鍵持ってても、올 때는 미리 연락해. 그리고 쓸데없는 소문 내면 너 가만 안둔다,알았지」と怒鳴り散らした。
ジンスは彼女の優しい時と怒ったときのコントラストに困惑する。彼女はプンプンしながらバスルームに行き、お湯のレバーをひねる。そして「우리 같이 씻자」と今度は照れ臭そうに笑った。ジンスは当然拒絶しない…
続く
あぁ、とうとう…笑
でも次から次に女が出て来る。
ジンス야 !
間違いなく女難の相が出てるぞ!
ところで、현주はどうするの?💦
ジンス君、アクセルとブレーキは上手く使い分けないとね。カミさん泣かしちゃだめだよ。