土地や建物を所有している人は固定資産税の納税義務が発生します。いま東京などの一部の自治体で、固定資産税がクレジットカードで納付できることを知ってますか。カードで固定資産税の納付ができればポイントが付くので、ぜひ活用したいところです。
でも固定資産税をクレジットカードで納付するには、どのようにすればいいのでしょうか?
調べたところ、各自治体の窓口でクレジットカード納付ができるというわけではなく、オンライン上での手続きになります。自治体によっては、クレジットカード納付専用のページを用意しているところもあれば、「Yahoo!公金支払い」といった外部企業による支払いサイトを利用した手続きを案内されるところもあります。
<固定資産税のクレジットカードで納付する手順>
- 固定資産税の納税通知書とクレジットカードを用意する
- 各自治体のサイトからクレジットカード払いのページにアクセスする
- 利用規約を確認する
- 手数料の金額を確認する
- 納税通知書に記載されている「納付番号」「確認番号」「納付区分」といった納付情報を入力する
- クレジットカード情報を入力する
- 固定資産税を納付する
固定資産税をクレジットカードで納付することで、次のようなメリットがあります。
ポイントが貯まる
買物でクレジットカードのポイントが貯まるのと同様に、固定資産税の納付でもポイントが貯まります。固定資産税は不動産を所有していれば、必ず納付しなければいけない税金です。どうせなら、ポイントが付与されるクレジットカードを活用したほうがいいでしょう。
例えば、固定資産税を10万円納付する場合、還元率1%のクレジットカードで納付すれば、1,000円のポイントが貯まることになります。
後払いで納付できる
クレジットカードの利用額は、後日、指定の口座から引き落とされます。後払いで納付できることは、お金のやりくりの面ではメリットといえるでしょう。また、分割払いを選ぶことで、納付する金額を分けることもできます。
でもクレジットカードで固定資産税を納める場合、いくつかの注意点もあります。それぞれ確認しておきましょう。
手数料が発生する
固定資産税をクレジットカードで納付するには、決済手数料が発生します。手数料は自治体によって異なりますが、納付金額が高額になるほど手数料も高くなります。この手数料は、カード会社に支払うものではなく、システム利用料となります。
納付金額 | 決済手数料 |
---|---|
1円~10,000円 | 80円(税込) |
10,001円~20,000円 | 160円(税込) |
20,001円~30,000円 | 240円(税込) |
30,001円~40,000円 | 321円(税込) |
40,001円~50,000円 | 401円(税込) |
50,001円以降10,000円ごと | 401円(税込)に80円(税込)加算 |
領収書が発行されない
クレジットカードで固定資産税を納付する場合、領収書は発行されません。もし領収書が必要な場合は、納税通知書を使って金融機関かコンビニで納付する必要があります。
カード会社の指定がある
Visa、Mastercard、JCB、Diners Club、American Expressの「5大国際ブランド」のクレジットカードであれば、まず問題なく使えますが、ほかの国際ブランドでは対応していないケースもあります。
現在、東京都23区と札幌市・仙台市・さいたま市・千葉市・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市などの自治体。東京多摩地域の一部自治体、立川市・武蔵野市・昭島市・小平市・国分寺市・東大和市・西東京市などで利用できるという事なので、ぜひ検討してみてはいかがですか?