街ぶら探訪～山手線沿線⑱日々変貌する新緑の街なかを歩く―池袋その１

池袋駅は８路線からなる巨大な鉄道のターミナル駅で、一日の平均乗降者数は約２７０万人だそうです。これは新宿駅・渋谷駅に次いで世界第３位の数字です。池袋駅は埼玉からのアクセスがよいため、通勤・通学・買物で利用する埼玉県民が多いことでも有名ですね。

今日は変貌する新緑の池袋駅東口を歩いてみたいと思います。

ウイ・ロード

まず池袋駅の東側と西側を結ぶガード下の歩行者トンネルです。1925年に建設された歩行者トンネルですが、昔は「暗い・汚い・怖い」トンネルでした。照明を明るくし、イメージも払しょくし、名前もウイ・ロードに変わりました。

ウイ・ロードの意味は「W（西口）E（東口）との通路」という意味だそうです。

南池袋公園

この公園は2016年４月に約５年の工事期間を経てリニューアルオープンしました。公園内には一年中、青々とした芝生が広がり、小さい子供が遊べるちょっとした遊具も完備してます。

さらに公園のランドマーク的存在としてカフェ「ラシーヌ ファーム トゥー パーク」も新たにオープンしました。

イートインはもちろん、テイクアウトして公園で食べるのもオススメです。ぜひ行く機会があれば南池袋公園も組み込んでみてはいかがでしょうか。

ハレザ池袋

次は大通りをわたり、ハレザ池袋に向かいます。

新複合商業施設・ハレザ(Hareza) 池袋は、かつての豊島区庁舎跡地と豊島公会堂跡地に誕生しました。すでに2019年より順次開業を迎えていた複合施設は、去年2020年7月に全体開業となりました。

「ハレザ 池袋」は、ミュージカルや伝統芸能を公演するホールや、アニメ、サブカルチャーを楽しめる空間など、個性の異なる８つの劇場を備える新複合商業施設です。

東池袋中央公園とサンシャイン60

東池袋中央公園は、豊島区総合体育場野球場と朋有小学校の西側にあり、サンシャインシティに隣接する区立公園です。セコイアをはじめ、ヤマモモやモッコクなど多くの樹木が生い茂っていて、こぢんまりとした林を形成しています。

公園内にある池には小さな滝のように水が流れ、とても落ち着いた雰囲気を醸し出してます。

たくさんの樹木に加えて、サンシャイン60やプリンスホテルが大きな日陰をつくってくれるので、夏でも過ごしやすい公園ですよ。エントランスのラクウショウの並木が秋には赤茶色に染まり、冬に葉を落とし、季節の移り変わりを教えてくれます。

イケ・サンパーク

2020年に完成した防災公園です。IKE・SUNPARKはこの公園が訪れて楽しい都市へと成長していく、きっかけとなる場所になってほしいとの願いを込めてネーミングしたそうです。

豊島区内で一番広い芝生の公園は、防災公園の役割を果たせるように設計されています。

鬼子母神堂

ゴールは雑司ヶ谷の鬼子母神堂です。ここは安産と育児の神様である鬼子母神を祀る神社です。参拝する人々は家内安全や厄払い、学業成就などを祈願するために訪れます。

ここは１年にわたって大小のお祭りが開催されていますが、最も大きなお祭りは１０月の大祭です。江戸時代から受け継がれているもので、３日間にわたって開かれます。

普段は静かな通りですが、お祭りの時は桜を模した万灯を担ぎ、太鼓を打ちながら練り歩く人々と屋台でいっぱいになり、活気に満ち溢れます。

今日は池袋東口を歩いてみました。次回は西口を歩いてみたいと思います。