【街ぶら】鎌倉のハイキングコースを歩く②

今日は後半の大仏ハイキングコースを案内します。有名な銭洗弁財天や縁結びの神社などをめぐって鎌倉の大仏様をめぐるコース、これから始まる秋の紅葉シーズンにおすすめですよ。

大仏ハイキングコース

葛原岡神社からは舗装された道をまっすぐ進みます。少し歩くとこちらの看板があります。有名な銭洗弁財天へ立ち寄りましょう。その前に…

源頼朝公の銅像と化粧坂入口

源氏山公園は大きく分けると、大きな広場が２つあり、ピクニックに最適な頼朝公の銅像のエリアと、葛原岡神社で賑わう、こもれび広場のエリアがあります。

鎌倉のちょうど中心にあたる源氏山は、かつて後三年の役で有名な源義家(八幡太郎)が出陣の際に、この山に源氏の白旗を立てて、戦勝を祈願したと言われています。

この切通しは、化粧坂切通し(けわいざか)と言われ、鎌倉と外界との主要な出入り口として、鎌倉七切通しの一つとして知られています。

源頼朝が鎌倉に幕府を開いた大きな理由は、南は海に、北東西は山に囲まれ、敵の侵入を防ぎやすい地形だったからと言われています。そこで物資の運搬にために、山などを切り開いて造った道が「切通し」です。

銭洗弁財天はもうすぐです。

銭洗弁財天

銭洗弁財天に着いたら、ぜひ金運アップの祈願をしましょう。洞窟(奥宮)の中に入ります。

洞窟内で湧く霊水(銭洗い水)でお金を洗うと、何倍にも増えて戻ってくると言われています。商売繁盛や金運アップのスポットとして連日観光客が絶えません。

銭洗弁財天から、次の目的地までは約30分ほど歩きます。途中、海を見渡せる展望スポットがあるのでゆっくり歩きましょう。

佐助稲荷神社

ここは鎌倉最強の出世運がつくと言われる神社です。この神社には由来があり、源頼朝が父親を平家に殺された後、平家征伐を胸に誓って過ごしたある晩に、夢枕に老人が立ち、稲荷神と名乗るお狐様が平家を滅ぼすタイミングを教えたそうです。

そのお告げに従い行動した結果、見事頼朝は平家を滅ぼします。その後頼朝は、その鎌倉の稲荷神を探し当て、そこに祠を立てたそうです。

頼朝の官位は「右兵衛権佐（うひょうえごんのすけ）」であったので、縮めて佐殿と呼ばれていました。つまり「佐」殿を「助」けた「稲荷神」ということから「佐助稲荷神社」となりましたと、な〜るほど。

高徳院(鎌倉大仏)

高徳院の本尊「阿弥陀如来像」。「鎌倉大仏」や「長谷の大仏」の愛称であまりにも有名です。

その歴史は未だ不明な点が多く、謎に包まれていますが、造立が開始されたのは1252年。かつては巨大な大仏殿に囲まれていましたが、その後の天災により露座となりました。

高さ約11.39メートル、重量は約121トン。その大きさはまさに「大仏」と呼ぶに相応しく見る者を圧倒します。奈良の大仏と比べ、ほぼ造像当初の姿を残している点も貴重で、鎌倉の仏像で唯一国宝に指定されています。

巨大で美しい「鎌倉大仏」は、高徳院のみならず鎌倉の街のシンボルとして親しまれています。

有名なお顔の大仏は外から眺めても十分満足ですが、大仏の中にも入ることができます。中は空洞になっていて、胎内を見学できるんですよ。たったの20円なので、興味のある方はぜひ体験してみて下さいね。ちなみに私は入りませんでした（笑）。

由比ヶ浜

今回のゴールは由比ヶ浜に定めました。夕陽を見たくて時間を調べて行ったけど…陽が沈むほうに雲がかかっていて、残念でした。

そして鎌倉駅へ。今日一日で20,000歩を超えました。よく歩きました（笑）