【街ぶら】秋の野川公園周辺

今日は秋晴れの良い天気でなので、野川公園を散歩しました。

都立野川公園

豊かな水と緑に恵まれた野趣に富む公園です。公園の前身は、国際基督教大学のゴルフ場でした。1974年からゴルフ場を買収し、周辺の神代植物公園、武蔵野公園、多磨霊園、調布飛行場、浅間山公園、府中の森公園などの緑地を含めて「武蔵野の森構想」のもと造成を行い、1980年に開園しました。

公園はまだゴルフコースの面影が残っていてゴルフ場の敷地を歩いているような気分です。

この公園は、調布、小金井、三鷹の三市にまたがり、野川と東八道路を挟んで三つの地区に分かれています。北は国分寺崖線に接し、豊かな自然が残されている野川の北側、野川と都道にはさまれた起伏のある芝生広場、そして広々とした芝生広場とテニスコート・アスレチックのある南側。 緑に浸って、のびのびした気分を味わうことができます。

近藤勇の生家跡と龍源寺

野川公園に入る正門の近くの人見街道沿いには、新選組の局長近藤勇の生家跡があります。

新選組の局長の近藤勇は、武州多摩郡上石原村(現在の調布市)で生まれました。現在、人見街道沿いに、生家跡として産湯に使用したとされる古井戸と生家跡に建立された近藤神社があります。

街道を挟んだ地に天然理心流道場・撥雲館があります。撥雲館は近藤勇の婿養子である勇五郎が1876に開いた道場で、その名は山岡鉄舟が命名したと伝えられています。

近くには板橋で斬首された近藤勇の遺体を埋葬した龍源寺があります。板橋にも近藤勇の墓所がありますが、あそこは建立碑で、近藤勇の亡骸がある訳ではありません。この境内の裏手にお墓がありますよ。

アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)

ここも野川公園に隣接して建っている建物で、多くの芸能人の子弟が通う超有名校であるアメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ) です。

日曜日にもかかわらずガードマンが24時間常駐です。大型スクールバスも何十台あるんでしょうか、ウリハッキョとは桁が違いますね。

1902年に設立された ASIJ は東京のインターナショナルスクールの中で最も歴史が古く、現在生徒の出身国籍は 40ヶ国以上を超え、1400人以上の学生及び140名ほどの教員が在籍しています。

調布飛行場と武蔵野の森公園

2020年東京オリンピックの自転車競技ロードレースの出発点が武蔵野の森公園でした。この公園は調布飛行場の北側に位置しています。

北側から見ると遠くに味の素スタジアムが望めます。

公園の北の端は水路になっています。ここはむかしの調布飛行場の境目でした。建設当時は多摩川から良質な玉石をきれいに並べて作られました。この作業に当たったのが府中刑務所に収監されていた受刑者たちでした。きれいに積み上げた玉石の水路敷きは当時のまま残されています。