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【歴史】イェス出生の秘密

12月25日はクリスマス。イェス・キリストの誕生を祝う日である。しかし、誕生を祝う日であって彼が実際に生まれた日ではありません。実は、2000年以上に渡り全人類に圧倒的な影響力を持ち続けているこの人物が、一体どのように生まれたかは謎のままなのです。

彼は、聖母マリア(ヴァージン マリア)の子として生まれました。父は「ナザレの正しい人」と称されるヨセフですが、ヨセフとの間に血縁関係は有りません。この点は、最重要論点なので誤り無きよう聖書を引用したいと思います。

「イェス・キリストの誕生の次第はこうであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、まだ一緒にならない前に、聖霊によって身重になった。夫ヨセフは正しい人であったので、彼女のことが公になることを好まず、ひそかに離縁しようと決心した。」(マタイによる福音書)。では、何故ヨセフはマリアを娶ったのであろうか?マリアの年齢は、16か17才位、ヨセフは30に近かったと言われています。

ユダヤの戒律では、不義の罪は「石もて殺せ」である。ヨセフは、このうら若き乙女が罪に問われるのを不憫に思ったのであろう。しかしナザレという田舎村ではイェスがヨセフの子でないこと(不義の子)は周知のことであった。このことからイェスの想像を絶する苦難の人生が始まることになったのである。

因みに、イェスという名は当時のイスラエルでは太郎や二郎というような月並みな名前であり、キリストとは名前ではなく救世主を意味します。したがって、イェス・キリストを直訳すれば「救世主太郎」ということになるだろうか?彼は当時アラム語という言葉を話していました。彼の臨終の言葉「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」、聖書に記されているイェスの唯一の肉声です。

メル・ギブソンが監督としてメガホンを握った映画「パッション」(イェス・キリストが処刑されるまでの12時間を描いた作品)は全てのキャストがアラム語を習い全てのセリフをアラム語で話しています(したがって、この映画は字幕のみでの上映が許され吹き替えでの上映は許されていません)。言葉とはそれ程、重いものなのですね。

2 COMMENTS

福音~

「聖霊によって身重になった」って、どんな技を使ったんだろう~?😊
そんな邪悪な想像はさておき~ クリスチャン😘
イスラエルかぁ~ 思うこといっぱいだなぁ~😉
メリークリスマス!

冬至とキリスト

結局のところイエスが生まれた日は諸説があり、正確なことは「わからない」ということですね。イエス​の​死後​何百​年​か​たっ​て​から12​月​25​日をイエスの誕生日に​​選びまし​た。特に「冬至」の時期であるこの日前後に、異教徒の祭りが重なっていて、当時のキリスト教会が布教の拡大を狙って、この日をイエス誕生を祝う日としたものと思われます。こう見ると先日の「冬至の記事」とキリストの誕生日は密接な関係があるんだねえ。

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