私達が日常使う近代・近代化とは、どういう意味なのだろうか? あまりにも対象範囲が広く、定義出来ないのではないでしょうか? 敢えて定義すれば「西欧化」ということになるだろうか。
例え話をしてみましょう。ある中国人が「中国は近代国家じゃないからな」と言われて腹を立てます。恐らく彼は近代国家イコール「進んだ国」、近代国家じゃないイコール「遅れた国」と解釈したのでしょう。もちろん彼が間違っているとは思いません。しかし、もし私がそのある中国人なら次のように答えるでしょう。
「中国が近代国家じゃないって。当たり前じゃないですか。我が中国は5000年の悠久の歴史があるのですよ。たかだか200数十年の歴史しかない近代国家と一緒にしないで下さいよ。もちろん近代国家の良い点は参考にはさせてもらいますが。我々は5000年の歴史に育まれた文化と伝統を背景に、史上類を見ない先端国家を建設していきますから、どうか御心配なさらずに。ハ・ハ・ハ」と。
近代国家は、アメリカ独立戦争(1773年)フランス革命(1789年)を経て、初めて出現した国家形態です。「自由・平等」という相容れない矛盾する概念を基本理念とする、危うい船出でありました。ところが「自由・平等」という大義を御旗に、自らの価値観に反する国々を「啓蒙」という名の下に次々と征服して行きました。
しかし、自由を強調すれば平等は実現出来ず、平等を強調すれば自由は阻害されます。今日、コロナ禍の蔓延により、自由を強調する人々と、平等を主張の人々の間の矛盾が、ますます広がっているように思われます。 近代は、当初より内包していた矛盾が故に、終焉を迎えることになるのでしょうか?
では、「ポスト・モダン(これからの社会)」は、どのような国家形態になるのでしょうか? 新たな専制国家が世界を席巻することになるのでしょうか?
今まさの起きている、ロシアのウクライナ侵攻の行方を見て行けば、その答えが、おぼろげながら見えてくるような気がします👀
米VS中露!!!😞 習の動きが気になる~
どうなるのかな???🤦♂️