【投稿】今年こそ“豆腐バー”でダイエット

昨年末に「来年こそダイエット！」と誓った人は、いま、その誓いを実行できていますか？もしかして8月が終わる段階で「秋こそはダイエット！」と誓い直したりしていないでしょうか？

でもその気持ちはわかります。だってダイエットはツライものだもん……。そんな方にはセブンイレブンの「豆腐バー」がオススメですよ。

セブンイレブンで販売中の豆腐でできたプロテインバー「TOFU BAR」が人気です。2020年11月の発売から１年間で出荷本数は1000万本を超え、21年には経済誌が選ぶヒット商品コンビニ部門で大賞を獲得。22年2月にリニューアルし、高まる健康志向に乗ってさらなる飛躍を目指しています。

同商品の開発プロジェクトを率いたのが、豆腐メーカー「アサヒコ」（さいたま市）の池田未央さん。大ヒットの陰には、業界外からの転職組である池田さんの、豆腐の世界の常識にとらわれない柔軟さと失敗にもめげない執念がありました。

池田さんは約20年間在職していた菓子業界から、18年春に豆腐の世界に移りました。体に良い豆腐をどのように消費者のみなさんに分かってもらえるのか。入社から間もないこともあってよいアイデアが浮かばない時、巡ってきたのが同年夏の米国視察だったそうです。

ロサンゼルスのスーパーでは、日本にはないさまざまな硬さの豆腐が売られていました。軟らかめの豆腐は果物と混ぜてスムージーに、硬めの豆腐は肉代わりに焼いたり、揚げてナゲットのようにしたりと、肉や魚に代わるたんぱく源として日本とは全く違う形で広く親しまれていたのです。

「米国の豆腐がクレバーなイメージであるのに対して、日本では豆腐の魅力を生かせていない」と感じた池田さんは、これまで豆腐を食べてこなかった層を開拓すべく、新しい発想の商品が必要だと感じます。

池田さんは、米国の豆腐のように弾力や食べ応えがある豆腐を目指して開発を始めるのです。試行錯誤の日々が続きます。池田さんは、セブンイレブンのヒット商品「サラダチキンバー」に出合います。

高たんぱく低カロリーの同商品は「目指すところが同じ。原料が豆腐ならさらにコレステロールが控えられるのではないか、と考えました」。サラダチキンバーを目標に作業を進める過程で、バー状の試作品が関係者の目に留まります。

サラリーマンがパソコンやスマホを使いながら片手で手軽に食べられるよう、豆腐バーもパッケージを開けたときに水が出て手が汚れたりしないように工夫をし、たんぱく質は1本10gは入れる。噛みごたえと満足感があるように味をつけることなどのセブンイレブン側からの課題をもらい、そこからまた開発に取り組むことになるのです。