「漢方コラム⑧」瘀血（おけつ）―血液循環が悪いと

瘀血おけつは何らかの原因により、体内の血液循環が停滞して粘稠性ねんちゅうせい（ドロドロ）が増したり、かたまりとなって身体に対して各種の症状を発生させる原因となります。症状は、全身的なものと、局所的なものとがあります。

その特徴としては、刺されるような痛みがあり、痛む場所がいつも同じで、押さえたりもまれるとよけいに痛み、夜にひどく悪化し、また、かたまりを触れることができ、さらに黒っぽい月経の血液がよく見られ、顔色が黒ずみ、皮膚がかさつき、斑点が多く、あざができやすく、爪がもろいなどが見られます。

ツボ療法としては、太衝たいしょう、膈兪かくゆ、血海けっかい、三陰交さんいんこうなどを参考にして行いましょう。

症状が表れるまでの体内の不調をよく考えて、他のツボも組み合わせるとより効果的です。

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