10月は秋の気配

【スマホ小説】ボス 5

2日目の夜は、各班が準備したミニ公演があった。当時流行った「タモリ」の世界麻雀、また最年長オジョンファン先生の飛び入りもあって楽しい笑いが溢れた。そして最後の夜は再度フォークダンスが行われた。

今回は先生が声を掛ける前に全員円を作り直ぐに始まった。これには先生達も苦笑いしかなかった。

さて、我が主人公のボスはと言うと一昨日のドキドキ感が再び湧き上がったが、当のソヒャンの顔が見当たらない。一人と踊り終わる度に女子の列を見るが見当たらない。(いないのかな〜?)と残念な気持ちに包まれた。しばらくしてフォークダンスは終了した。

(結局踊れなかったな…)と落ち込みながらバンガローに向かったボスは思わぬ光景を見た。スジンと笑顔で話すソヒャンを見たのだった。

(何だあの二人…そう言う仲だったのかぁ、そうか…)と2人を見て見ぬ振りをして通り過ぎた。妙に癪だったが、スジンはいい奴だ。あいつなら…と自分を納得させて先に布団に入ったのだった…

ヤヨンの最後の朝、ボスが朝ご飯を作ろうと火を起こしていると、ソヒャンと一緒にいた女子(ミリョン)が来て「あの〜スジントンムいますか?」と話しかけて来た。すぐにピーンと来たボスは「ちょっと待ってね」と言うと部屋の中に向かって「おーいスジン、お客さんだぞ」と声をかけた。

スジンは顔を出すと慌てて彼女を連れて離れて行った。ボスは知らん顔で火を起こしていたが、向こうにソヒャンの顔を見つけると一気に暗い気持ちになった。(早速仲良くやってるな。悔しいけどこればっかりはしょうがない)と自分に言い聞かせた。

ボスの顔を見て戻ってきたスジンが妙にニヤけてるので「何だよ。朝からニヤけやがって」と半分ふざけながら、半分本気で突っかかった。スジンはちょっと驚いたがすぐに「あれ〜ボス、俺にそんな事言っていいのかな〜後で後悔するぞ〜」と笑いながら言ったが「何言ってんだ」とボスは火を起こす動作を続けた。

そして「おい、お前ら早く飯の支度しろよ」と急かすが、2人は笑っているだけだった。(何なんだよコイツら…)と文句を言おうとした時、思いもよらぬ出来事が…

続く

            

1 COMMENT

定番はカレーライス

二度目のフォークダンスは失敗しないぞ~💦 絶対にソヒャンと手を… なんて考えたのかなぁ~ボス😁
しかし、バンガローなんて~ もうあれ以来泊まったことも無いな~💦
で、「思いもよらぬ出来事が…」 って、なに? なに? な~~~に?🤳

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