今年の「端午の節句」は6月14日

5月5日は端午の節句。日本では明治時代に太陽暦が用いられたので、新暦に子供の日として家々に鯉のぼりを吊るし鎧兜の人形が飾られます。柏餅やちまきを食べたり、菖蒲湯に入る風習もありますね。でも中国や朝鮮半島、ベトナムなどの端午の節句は旧暦で行われます。今年の端午の節句は6月14日になります。

端午とは<旧暦の午(うま)の月である5月の最初の午の日>という意味で、旧暦の初夏に当たります。遠い昔には5月は不吉な月とされていました。陽気が盛んになり急に暑くなる頃に梅雨が重なって、この時期には病気が増え、亡くなる人も多かったそうです。

단오풍정 (端午風情) ― 신윤복

そういう理由から邪気を払うまじないや遊び、毒気を除く食べ物を食す風習が生まれました。魔除けや病払いのために菖蒲やよもぎや薬草など、香りの強い素材が使われたのです。防腐の役割を果たしたんですね。

朝鮮半島の端午の節句は、正月、秋夕と並ぶ三大名節です。農民たちが田植えを終えて豊作を願う日でもあります。この日は祭祀を行い、門に부적(魔除けのお札)を付け、女性は菖蒲の露を化粧水にしたり、菖蒲を茹でたお湯で髪を洗いました。男性は魔除けのため?にズボンの中に菖蒲の根っこを忍ばせました。

端午には民俗ノリを楽しみますが、最も代表的な遊びが씨름・그네・널뛰기です。씨름は農繁期を控えた農民たちが、楽しみながら体力をつける遊びでした。同時に力自慢もできるので、未婚女性たちにアピールできる絶好の機会でもありました。優勝賞品は牛一頭、農民にはとてもありがたい賞品でした。

씨름도ー김홍도

昔の女性たちは、外出もままなりませんでしたが、端午の日だけは堂々と外出して遊ぶことを許されました。最も人気のあった遊びが그네です。普段、運動をしない女性たちが그네で足腰を鍛えるという隠れた目的があります。

また「ブランコに乗ると蚊に刺されず、水虫にならない」「熱中症にならない」という言い伝えもあることからこぞってブランコに乗りたがりました。風にチマをなびかせながらブランコに乗る女性の姿をのぞき見する男性の姿も、一つの風物詩でした。

널뛰기も女性たちの人気の遊びでしたが、その目的は面白いものでした。
①牢に捕らえられた夫の顔を見るために、罪人の妻がほかの罪人の妻と널뛰기をして塀越しに夫の姿を見るため
②女性たちが塀越しに世の中の景色や男性を物色ため
③独身時代に널뛰기をしない女性は結婚して子供を産めないと言われていたため
④널뛰기をすると1年間トゲに刺さらないと言われていたため

端午の節句。日本と似ている風習もありますが、国々でそれぞれ独自に発展し、今では大切な民族文化となりました。

2 COMMENTS

日本じゃありえなーい

凄い知識の持ち主ですねー
感服しました。
偉い民族学者にも劣らない記事だと思います。
話は変わりますが私が気になるのが韓国の女性アナウンサーの服装🤭
お天気お姉さんなんかとくに体の線を強調している事。
いかにも男性視聴者が喜びそうですねー
流石‼︎美容大国‼︎

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만풍년

お、忘れてた。今日だったね端午の節句は。
だれか「만풍년」踊ってくれないかな~。

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