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【健康】漢方から見た認知症とは?

今回からは動画ではなく、少し学術的な勉強の時間を過ごしてもらおうと思っています。このシリーズは認知症に関して執筆した書籍「認知症は、体を刺激する」をそのままブログ上に掲載したものです。ツボを効果的に刺激することにより、みなさんがより健康的に過ごしてもらうことを目的にして、著者の了解を経てブログ上に公表しました。以下の部分は書籍のまえがきに当たる部分ですが、漢方の視点から見た認知症とその対策について記載された文章を編集部で校正しました。

漢方とは

漢方(東洋医学)から見た認知症とはどういうことなのか?みなさんは「漢方=漢方薬」をイメージする方がほとんどかと思いますが、漢方は中国で生まれ、朝鮮半島を経由して日本に伝わります。朝鮮半島では、その医学を「東医学」と言いました。そして日本の風土・伝統・習慣などがアレンジされて発展してきたものが「漢方医学」です。西洋医学に対比して「東洋医学」とも言いますが、東洋というともう少し俺囲が広がって、オリエント(東洋)をさす場合もありますから、ここでは「漢方」で統一します。

漢方では、食べ物を摂取することで体のバランスを保って病気にならないことをいちばん大切にします。これを「食治」といい、薬膳も含まれます。次に、煎じ菜(漢方薬)による治療です。漢方薬の元は、薬効のある植物を乾燥させてつくります。つづいて、ハリやお灸を使う「鍼灸」です。そして、「導引」となるのですが、太極拳とか気功法というのを聞いたことがある人もいらっしゃるかと思います。中国式の体操のことですが、それは「導引」が基本なのです。

漢方から見た認知症

漢方では、認知症をどのように考えているか?また、ツボ押し・運動療法(マッサージ)をすることで、どのように認知症が改善するのでしょうか?今からわかりやすく説明しましょう。

東洋医学では、アルツハイマー型という症状が大半を占め、他に血管性やレビー小体型と分類されています。漢方では、生まれたときに(先天的に)すでに気が不足している方や、赤ちゃんから子ども、大人へと育ってくるときに(後天的に)精神的な刺激を受けたりして認知症が発症したり、また老衰や他の原因で発症すると考えています。生まれながらにして認知症の要素がある人もいますから、成人するまでの間に規則正しい生活を送ることがいかに大切かが、今さらながらわかります。

認知症では、後天的な精神的刺激をどのように受けてきたかが、大きな問題と漢方では考えます。漢方でいうところの鬱結(いわゆるうつ病)・不遂(思うように気持ちを遂げられない)・思慮(過度に思い悩む)・疑惑(普段から猜疑心が強い)・驚恐(つねに恐怖にさらされている)などの精神的なストレスが慢性的に、また過度にさらされることが原因なのです。

また漢方では、人間の身体は「気・血・津液」の3つの要素が、バランスよく保っていることが重要だと考えます。「気」とか「血」とか「津液」は、西洋医学にはない考え方ですが、身体の栄養物質と働きのことだと思ってください。それら栄養物質が流れる経路を「経絡」といいます。この流れに不調が生じて、「髄海」(脳のこと)に影響を及ぼして認知症が発生すると考えます。

漢方でいう3つの要素

気・血・津液は、不足しても余っても疾病を引き起こします。また経絡が滞っても、やはり疾病を引き起こします。全身には14本の経絡がありますが、そのすべてが一度、脳に集まって身体中をめぐっているのです。そして経絡を通して、脳に「気・血・津液」が存分に供給されて、精神・思惟・記憶・感情・智力などが健全に働くのです。脳の健康のためには、全身の身体の健康はもちろんのこと、栄養のかたよらない食事、適度な運動、健全な精神、ストレスのない生活、社会との適切なかかわりなどが大切になります。

そこで、以下にあげるツボ押しや運動療法(マッサージ)を行うことによって、「気・血・津液」 を生成しやすくし、さらにその通り道「経絡」を活性化することが大切になるのです。このようにして、脳に栄養物質を多く供給し、活動をさせることができるのです。ツボ押しや運動療法を続けて、からだを刺激していきますと、認知症はもちろんのこと、全身の体調が良くなってきます。そのほかに不調を感じていた症状が改善してくる人がたくさんいます。

身体を活性化させよう

つまり、ツボ押しや運動療法を行うことによって、全身を調整し、脳のはたらきを活発にすることにつながるのです。つづけていると嬉しい発見もあると思いますので、ぜひ楽しみながら、毎日続けてみてください。

これからタイプ別のツボ押しや運動療法を紹介していきますが、からだを刺激することが認知症の予防に大いに役立つとともに、体調が非常に良くなるように紹介しています。認知症を発症してからだを刺激するよりも、ふだんからの自分がどのようなタイプかを見つけて、日常の生活を正すとともに、ツボ押しと運動療法を行ってください。
ぜひ、みなさまの健康にお役に立てればと思います。

6 COMMENTS

韓国5000年

漢方の視点からみた認知症ですか…。そんなこと考えたこともなかったので新鮮に頭の中に入ります。中国6000年の歴史はやはりすごいですね。

本人~🙌

韓国5000年 さん
 5000年とか6000年とか~? 分からないけど~
資料の記録として残っては無いですが、昔から「認知症」はあったと推測されてますよ~👍 今では、色々と研究されて、DNAがどうのこうのとか言ってますが、予防のためにも、ツボ療法をやってみましょう~🙌

老後の備え

「気.血.水」ですね。
これから老後を迎える私達にはとてもタイムリーな連載だね。ナイスな企画👍。
日々実践したら明るい老後を過ごせますね?先生❤️

本人~🙌

老後の備え さん
 ねぇ~ ナイスでしょっ👍
一家に一台~ ならぬ~ 一家に一人でしょっ~😘
28の為なら~ えんやこら~ どっこいしょっ👌
ヨンチャッ~ ヨンチャッ~👍
チャーユー チャーユー 加油~🙌

気持ちよくてやめられない(笑)

最近 物忘れが激しくなっています。
毎日何かを探しています。笑
認知症予防のお勉強は、
今一番自分に必要かも?(笑)
落ちこぼれにならないように
一生懸命に学ばせて頂きます。
m(_ _)m

先生、
ずっと気になっていることがあります。
今までのツボ療法の動画ですが、
低血圧の人でも続けて大丈夫ですか?

本人~🙌

気持ちよくてやめられない(笑)  さん
 ご質問ありがとうございます。
低血圧の人にも効果的ですよ。つまり血圧に異常のある方には有効です。しかし、低血圧の方に特徴的な症状への具体的なツボを上げていないです。でも、ほぼ同じようなツボなので、「気も良い!」「効いているかも!」と感じるツボがあれば、刺激していると効果的です。

あと一つ豆知識なのですが、物事をすぐ忘れるのは、老化による注意力の問題が大きくて、日ごろから集中する習慣をつければ、改善していきます。「認知症」のもの忘れは、その習慣すら忘れます。
つまり、昨日の夕飯のメニューを思い出せないのは= 「老化」
昨日、夕飯を食べたことすら思い出せないのが= 「認知症の始まり」
とのこと。あまり心配せずに、じっくり「ツボ療法」を続けましょう~🙌

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