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【健康】尿の色やニオイが教える病気のサイン

最近は様式トイレが普及したせいか、自分のおしっこの色を見ないという人が増えている。 尿には体の不調のサインが隠れていることがあるのだが、尿の色や匂いの変化がわからない人が増えている。

特に様式トイレの場合、座って排泄した尿は、お尻の下にたまり、座ったままレバーをひねれば水が流れる。つまり、自分の尿を目にすることなく、下水に消えてしまうのだ。

最新のトイレは用が済んで立つと、自動的に蓋が閉まり水が流れるという便利な機能があるので、自分の尿の色が正常なのか不正常なのかの判断がつかないまま、自分の体の異変に気づかないことが多いのだ。

では、どんな色の尿が正常なのか。 無色透明は「不純物が混ざっていないから正常だ」と思う人が多いと思うが、実は正常な尿の色は「薄い黄色」だ。 逆に、無色透明の尿が続く場合は、糖尿病になっている可能性があり、危険信号だという。

尿の原料は、血液の中にある赤血球に含まれるヘモグロビンと呼ばれるタンパク質だ。役目を終えたヘモグロビンは、体内で代謝・分解され、ウロビリノーゲンという物質になる。 これが肝臓を経て、尿中に排泄される際に、酸化して黄色い色素「ウロビリン」となるため、尿の色は薄黄色になる。

糖尿病になると、血液中の血糖値が高くなるため、浸透圧で体内の水分が入り込む。その結果、尿中の水分量が多くなり、薄い黄色から透明になる。糖尿病の人が多尿で水分を欲しがるのもこのためだ。

ただし尿が透明でも、必ずしも糖尿病のサインとは限らない。 例えばお酒を飲んだ翌日は、体内のアルコールと一緒に余分な水分も排出されるので尿は薄まる。大量の水を飲んだ時も同じ。 逆に運動して大量の汗をかき、脱水症状を起こしてる場合などは、尿中の水分が少なくなり、濃い黄色の尿が出るという。

怖いのはピンク色から赤色、またはオレンジ色から濃い茶色の量が出た時だ。 ピンクや赤色の尿が出る場合は、尿の中に血液が混ざっている可能性がある。そういう時は、腎臓や尿路の異常だと思った方がいい。腎炎などで腎臓に異常が生じ、ろ過機能が壊れているか、尿路のどこかで出血をきたしている可能性もある。そういう場合には、すぐに泌尿器科に相談してくれ。

茶色っぽい尿も、危険な病気の可能性がある。それは肝臓や胆嚢の異常だ。その他 、尿路に細菌感染症があると、尿が白濁するという。

尿の匂いも重要なサインの一つだ。尿路に細菌感染症がある場合、ツンとするアンモニア臭がすることがある。これは細菌が要素をアンモニアに分解しているからだ。 糖尿病の患者さんの尿から、甘い匂いがしたり、ガンがある場合の尿は、玉ねぎや肉が腐った臭いがすると言われている。さらにビールのように泡立つようなら、尿にタンパク質が多く含まれ、腎炎などの病気の可能性があるという。 

ただ、異常な尿が出ても全てが病気のサインというわけではない。 赤い尿が出たと訴える患者さんがいて、検査しても問題なし。詳しく問診したら真っ赤な野菜「ビーツ」をいっぱい食べたとのこと。まあ、こんな理由はまれかもしれないが、介護中の高齢者など、オムツを使っている家族の体調などは、目でチェックできる。

汚いからと目をつぶって片付けてしまう前に、おむつに残っている尿の色をチェックする習慣をつけて欲しい。

2 COMMENTS

黒色ばっか💦

私は、ちゃんと確認しているよ👍 うん〇の形や色も臭いも~
確かに、体調がはきっきりわかるよね~👀
昔の漢方医は、患者の尿をなめて、糖尿病を診断したと~💦 さすが~
あまり臭いと、あああ~ 体調が落ちて来たなぁ~と思っている~👀

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