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【毎日新聞】日本代表・李承信が示す「多様性と選択肢」

2023年9月に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会まで約1年となった。自国開催の前回19年大会で初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表の目標は2大会連続の8強以上。新型コロナウイルスの影響を乗り越え、どのような大会になるのか。日本ラグビーはどこへ向かうのか、未来図を考える。

スタンドオフ(SO)李承信(リ・スンシン)選手(21)=コベルコ神戸スティーラーズ=は6月、朝鮮学校出身で初めて日本代表デビューした。W杯初出場への意気込み、大学を中退した異例のステップと自らのルーツへの思いを語った。

互いの歴史と文化を尊重

ラグビーの代表資格は特有のものがある(国籍が必須ではなく、一定の居住歴などを満たせば代表選手になれる)。世界の強豪チームと同様、ジャパンにはいろんな国籍やルーツを持つ選手たちがいる。自分にも在日韓国人というルーツがある。小さい頃から日本代表になれることも知っていた。選手それぞれの文化や歴史を学ぶことで、ラグビー選手としてだけでなく人としても成長できると感じている。

朝鮮学校出身で初めて日本代表としてデビューした。自分が在日韓国人として日本代表でプレーすることはもちろん、最終的にW杯に出場して活躍することで、朝鮮学校の後輩たちや在日同胞社会など多くの人に夢と希望を与えられると思う。自分が活躍し、価値を示すことができる場所がラグビー。もっともっと良い影響を与えられる存在になりたい。

自分が選んだ道に誇りを

少年時代は自分よりうまい選手もいるし、代表入りは難しいと思っていたので漠然とした目標ではあったが、高校日本代表やユース世代の代表を経験することで段階的に思いが強くなった。(代表デビューの)ウルグアイ戦はそれほど緊張しなかった。国歌斉唱の時はテレビで見てきた光景が目の前にあり、「日本代表になったんだ」と実感した。

だが、自分が考えていたよりも速いスピードでいろんな経験をし、成長できている実感もある。大学を中退して神戸に入り、いろんな方に支えてもらいながら、世界レベルの選手と日々練習する中で一気に成長の速度も上がった。

日本ラグビー界では大学を卒業して社会人に進むのが一般的。正解はないと思うが、いろんな選択肢があることや、「こうした道でも可能性を広げることができる」ことを自分の姿で示し、そして自分が選んだ道に誇りを持てるようにしたい。

まだまだ自分のレベルでは言える立場にないが、将来はイングランドやフランスなど欧州のリーグに挑戦してみたい気持ちもある。まずは目の前のリーグワンや代表戦に集中し、常に一貫性を持ってプレーして長く代表に選ばれ続けることをモチベーションにしていきたい。

※本文は毎日新聞の記事をそのまま掲載しました。

2 COMMENTS

れじぇんど

日本ラグビー界は、しばらく李くんで、もちきりですね~👍
益々の活躍を期待しちゃうね~ そして、大阪朝鮮高校も有名に🙌
しかし、在日には努力家のスポーツ選手が目立つね~
あと40年若ければ、オレも何かやるのにな~😊
もう、腰は痛いわ~ 膝が痛いわ~💦 痛いとこだらけ🥶

反則ワザ

李承信選手の股間をフランスの選手が鷲づかみにしています(痛そう~)。この試合で後半戦にミスが増え失速した原因かもしれません。

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