10月は秋の気配

【投稿】楽しい鍼灸院 その⑤

少し専門的な話になりますが、針灸の診断では、西洋医学的なレントゲン検査や血液検査などは使用せずに、患者さんの様子を見て問診して、脈を見たり、舌を見たり、お腹の状態を見たりして、今身体に起こっている矛盾を把握して、それを解消するためのツボ(経穴)を選択して治療するのです。もう少し専門的な話をすると、『望聞問切ぼうぶんもんせつ』と言って、独特な診断方法があるんです。

「望」は患者さんの様子を観察したり舌の状態を観察したり、「聞」は臭いを嗅ぐと言う意味で体臭や分泌物の匂いを嗅いだり、「問」は具体的な問診で、「切」は触診のことです。この物差しを利用し情報を集めるのです。

そして『弁証論治べんしょうろんち』と言って、その状態を把握した後に、どのような治療法を選択するかを考えて治療するのです💓少し専門的で難しいですね💦

そして、針だけで治していくのか?お灸だけで治しておくのか?両方を併用した方が治りが早いのかなどを判断するのです。ただ単に痛いところに針を刺したりお灸をすえるだけではないのです。何でその痛みが出ているのか?何でその不調がいま身体で起こっているのかを判断してツボを選んで、それなりの刺激を与えて、その不調を解消していくのです。

したがって、〇〇病にはどこどこのツボとか、この症状にはこのツボとか、単純に選択できないのです。やはり分かりずらいですよね💦詳しく勉強したい方は、個別に私に連絡ください👂分かりやすいテキストを紹介しますよ💓👀でも、西洋医学と我々が行っている医学とでは、病気を測る物差しが違うのは分かっていただけましたか?💓

そこで、先日お見えになった年配の男性の腰痛を診断するにあたって、問診したり、脈をみたり、目の下のまぶたをめくったり、足のむくみを見たりして、いろいろ観察し、最後に「〇〇さん舌を見せてください!」とお願いしたところ、おもむろに椅子から立ち上がって舌ではなく「下(陰部)💦」を見せようとするので~💦 えええっ👀ち、ち、違います💦「ベロです!ベロ👅」と私も舌を出して教えてあげました💦

もう少しで変な展開になる所でした💦👀焦ったなぁぁぁ~もう~~~💦 はいっ、次は?💓

5 COMMENTS

中国語堪能??

望聞問切……初めて聞く言葉です。
勉強になります。

投稿者💕

中国語堪能?? さん
 本来鍼灸は中国が発祥ですので、どうしても中国語になります👀豆知識ですが、同じようなことをやっているのに、日本では「漢方医学」、中国では「中医学」、朝鮮半島では南は「韓医学」北は「高麗医学」といい、昔は朝鮮半島の医学を「東医学」と言ってました👀勉強になりますか?👀

何となく意味不明

わかんないことだらけだなあ~(-_-;)
ぼうぶんもんせつ、べんしょうろんち…
まあよく見て、よく話すってこと??

投稿者💕

何となく意味不明 さん
 詳しく説明しようとすると、一時間はかかります💦👀専門家ではないので、まぁ~なんとなく分かるくらいでいいと思いますよ💦

28同級生の強い味方💡

今までに 沢山の患者さんと真剣に向き合ってきた先生の人生を垣間見ているようで 毎回、学ぶこといっぱいです。
人間は一生勉強ですね。

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