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【国宝】金銅菩薩立像

高さが54.5cmの金銅菩薩立像で、統一新羅時代に流行した菩薩像の様式と特徴をよく表している。菩薩が立っていた台座と、頭に乗せた冠がなく、左手は前腕が折れた状態である。

体に比べて頭がやや大きく、頭の上には髪の束が大きく配置されている。顔は目の上よりも目の下が非常に長く見え、その表情は硬い。

金銅菩薩立像 国宝 第129号

広い胸の部分から天衣が背中に沿って対角に流れ落ちているが、右手は天衣をつかんでいる。腰の部分で一度折りたたんだスカートは膝の上で遊びがあり、残りは長く足首の上まで降りてきている。スカートのシワはU字型の線で表現されたが、その技法がとてもスタイリッシュで美しい。

統一新羅時代の仏像の中では、しばしばこのような様式の菩薩像を探すことができるが、聖徳王18年(719)に作られた《慶州 甘山寺 石造彌勒菩薩立像》(国宝第81号)や、8世紀半ばに作られた《慶州 掘佛寺址 石造四面佛像》(宝物第121号)と同様のタイプの作品であることが分かる。

全体的にバランスがよく、体の形も柔軟な仏像だが、顔や身体の表現はやや硬直した感じを与える8世紀後半の作品と推定される。

2 COMMENTS

面白いね~👀

なんの影響を受けてこのような人物になるのかな?
当時は中国人? インド人? モンゴル人?
どこまで交流があったのかな?

ちっちゃ

出来れば十円玉とか置いて欲しいな~
100ウォンでもいいよ。🤭

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