1972年夏の高級部サッカー部の祖国訪問は帰国を前提とした教育から、日本定住を前提とした民族教育、祖国の発展と統一に寄与できる人材育成を目的とした民族教育へと発展する大きな分岐点でもありました。
一方在日同胞社会では世代交代が促進され、1974年には二世が75%を占めるに至ります。日本での生活基盤が確立され始め、日本定住への意識が主流をなすこととなります。
在日同胞の世代交代や祖国への自由往来実現など環境の変化に対応し、民族教育は定住を前提として在日同胞の要求と期待に添う方向でさらに発展していきます。