うしろ姿はおじいさん、でも振り向けば働き盛りの壮年男性。猫背の人は見た目にかなり損をしている。見た目だけなら直さなくってもいいんじゃねえ?と思われがちだが、それは大きな間違いだ。
猫背が問題なのは、その「時間軸」と言われている。姿勢というのは可逆性があるので、自分で直すことができるが、ただ時間軸が長いほど、見た目だけではなく体の不調につながってくる。
短時間の猫背姿勢は、筋肉や人体に負担がかかりコリや痛みが生じるし、長時間の猫背姿勢は、骨の変形や内臓の不調の引き金になることもあるので注意したいね。
見た目が老けて見える
骨盤が後退した典型的な猫背姿勢の人は、杖こそ持っていないがシルエットは高齢者とほぼ同じだ。 特に猫背姿勢は、見た目の年齢を10歳を20歳も老けさせるので、実にもったいないのだ。
肩こりや首のコリ 腰痛の原因
猫背姿勢で現れる不調は、肩こりや腰痛だ。背中の骨が前や後ろに湾曲している理由は、重い頭を体のてっぺんで支えて歩く人間の直立二足歩行姿勢の負担をできるだけ軽くするためだ。背骨をS字に弯曲させて前や後に負荷を逃がすためと言われている。
頭の重さは一般的に体重の約10%の重量があると言われている。体重が70kgなら約7kgあるということだ。猫背になるとその頭の重みがもろに肩にかかるので、その下の腰椎付近の筋肉の負担が増してくる。それで痛みやコリが慢性化してしまうのだ。
自律神経のバランスが乱れる
自律神経は、覚醒時に活性化する交感神経と、休息時に活性化する副交感神経の2つの神経がバランスよく働き、生体活動が支えられている。骨盤が後傾しただらっとした姿勢では、副交感神経が優位になりやる気が出ず、呼吸が浅くなれば血圧が上がって、交感神経が優位になり、ストレスが増すなんてケースも出てくる。
股関節痛や膝痛も増える
そして猫背になると、頭の位置が前にズレるので、重心が両足の間にある支持基底面の前側に移動する。これは非常に不安定なので体は無意識に、股関節と膝を曲げてバランスを取ろうとする。どこかに不具合が出たらそれをカバーしようと他の部位が頑張るのが「代償」と呼ばれる作用だ。そこで重心を後ろに戻そうとする股関節と、膝の負担が増して、痛みが生じてくる。
呼吸が浅くなる
また、状態が前かがみになる猫背姿勢では、どうしても呼吸が浅くなる。理由は背骨と肋骨によって構成されている胸郭が狭くなり、肺が十分に機能しないからだ。
胃腸が下垂して機能衰弱
猫背姿勢では胃や小腸、大腸などの臓器が一式収まっている腹腔が圧迫される。腹腔のスペースを確保できれば問題ないが、それらの筋肉が衰えると行き場をなくした臓器は下垂するしかない。
胃下垂などは無症状の人も多いため、現在は病気として扱われていないが、実際に胃の動きが悪くなるケースがあったり、便秘を訴える人も少なくないのだ。
転倒や認知症リスクの上昇
歳とともに骨盤は後傾しやすくなるという。すると太ももや膝を持ち上げる腸腰筋の筋力が衰え、つまずきやすくなったり、つまずいた時のリカバリーが難しくなる。猫背の人はそうでない人に比べて、転倒リスクが約1.4倍ほど高いという調査結果もある。
また1日1回以上外出する人と1週間に1回以下の人を比べると、認知機能障害発生リスクが3.5倍高いという調査結果もある。
近年はパソコンやスマートフォンを長時間使う人がいるために、自然と骨盤が後ろに傾いてしまい、猫背姿勢になりやすいという。座った途端にみな、猫背になってしまう。長時間の座位を避けて一定時間ごとに立つことを心がけたい。
なかなか自分じゃ気が付かないんだよね~💦 猫背💦
人から指摘されても、なかなか治らないんだよね~猫背💦
犬背というのは無いんだよね😢
今日から腕立て伏せする👍鉄棒にぶら下がれば治るかな?
昔から猫背を指摘されていました。良いことはひとつも無いので気をつけなきゃ💦