猪飼野ー追憶の1960年代⑥

夫(祖父)と二人の息子(三男、四男)とその子どもは、1960年代の帰還事業の嵐の中、「地上の楽園」と謳われた北の大地に渡った。数年後、風の便りで夫と孫は帰国後に死亡したと伝えられた。

息子たちは音信不通。唯一、下の息子と結婚したという女性から、物資の無心の手紙が届くだけだった。

「ネッカチーフ300枚、セイコーの時計60個、自転車、自動車、サッカリン⋯⋯」
スカーフ一枚持っていない祖母からすれば、びっくりするような内容である。

ハンメは生活を切り詰め、指定された品々を可能な限り買って送っていた。

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2 COMMENTS

今でも大変でしょう?💦

セイコーの時計⌚60個???👀👀👀 すごいね~
周りにプレゼントするのかな? まさか、売りさばくんじゃないよね~😢
しかし、この頃は、身内で帰国した家族は、どこでもこのようなことがあったよね~💦
私の家族は一人も帰国していないので、現実には分からないけど~、、、

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