【投稿】“クレカの改悪”に対処しよう

いよいよ７月３日から新札に切り替わるが、ほとんどキャッシュレス生活で、タンス預金もない私にとってはどうでもいいこと。どちらかというとクレジットカードの改悪やQRコード決済の改悪のほうが気がかりである。

ここ数年はクレカ改悪が顕著で、年会費無料のクレカが年間の使用がなければ手数料が発生したり、ポイント還元率が下がったり、付帯サービスが有料になったり条件を付けたりと、カード会社がセコいやり口でじわじわと攻めている。

カード会社は年会費とお店が支払う手数料とカード利息が主な収入だが、コロナの期間中に旅行や宴会などがなくなり高額のカード使用が極端に減ったこと、そして、政府がキャッシュレス決済を普及させるために小売店がカード会社に支払う手数料を減らせと要請したことによって収益がだいぶ減ってしまった。だから今までのサービスを減らして回収を図っているのだ。

そして改悪は大々的には発表されず、ホームページや通知書にしれっと文章を載せて終わりである。通知書を見る人はまだいいが、利用明細もろくに見ない人は損をする可能性もある。

ただ近い将来、交通系ICカード（Suica、PASMOなど）が廃止され、クレカのタッチ決済で駅の改札を通る日がやってくるので、クレジットカードが改悪の一途をたどるとは考えにくい。

この機会に自分が所有するカードの枚数や使い方などを調べてみてはいかがだろう。