ジンスーMy love ㉚

誕生日の翌日、ジンスは장호が紹介してくれた寺社でお祓いを受けていた。厄祓いにコースがあると知り驚いたが、ジンスは1万円のお祓いを選んだ。お経に度々조ジンスの名が読まれ妙な気分だ。

彼は昨年末から今日まで己の身に起きた事を思い浮かべている。そして、その一つ一つを天秤にかけた。ミミは裸の対価が勧誘だった。정선はピンチを救った代償が、エッチと面倒のセットだった。

どちらも宗教が絡んでいたっけ。そう思うと、今寺社にいる自分が滑稽に感じられる。競馬で大金を手にしたが、殆ど身内に施した。それも含めると、物事は絶妙なバランスを保っているようだ。현주との関係は、やはり別のジャンル扱い。남식事件や장호の失点も大怪我に至らず何よりだった。

정혜は自分を取り戻したと、경지が言っていた。噂好きの미화が因果応報で傷つかないとも限らないから、ちょっと心配。あれこれ思い起こすと、悪くない41歳だったと感じられる。同時に同級生は格別だなと再認識する。一つ上の선미とまた繋がったのは幸運でしかない。彼女は、大きな恩恵をジンスにもたらした。体験した出来事を時系列に並べ換えると、현주との再会が始まりになっていたと改めて気づき感慨ひとしおだ。

お祓いが終わって<後厄>の注意点を聞いた。お浄めしたお守りや、ステッカーを頂戴して儀式は終わった。ジンスはいい事をしたような気分になっていた。

事務所に戻って間もなく、ジンスは남식に電話をかけた。再度誘ったら彼は同窓会に参加するかも知れない。でも当日まで待ってとの返事だった。경지も정혜に連絡している筈だが、정혜の参加も難しいだろう。その日현주から着信があった。

「もうすぐやね。ジンス当日のお昼会うのは無理になってん。雨で延期になった학교운동회がその日になってもうてな。同窓会にも遅刻しそうや。ジンス、時間空いてまうな。ゴメンな。」、「残念だけど、선생님が운동회ぬけられないしね。ゆっくり京都見物して会場にいくよ。」、「알았소. 会うたらいっぱい話そな。올 때 조심해서ね。」

電話を終えたジンスは、これって後厄のジャブかなと予感したりする。同窓会の次の日の日曜日に指定の工事依頼などが無いことを祈るばかりだ。また携帯が鳴る。リ先輩からだ。

「急でワリィ。ウチの店長が業者と組んで工事代金をキックバックしてたのが発覚してよ、業者を出入り禁止にしたんだよ。来週日曜日の閉店後に台移動と新台設置で40台位入替えるんだけど、ジンス工事やってくれよ。」他でもないリ先輩の頼みだから、ジンスは断われなかった。

台の外しと設置だけで事足りるから特に準備がいらないのがせめてもの救いだ。早割航空券の帰りの飛行機は日曜の夜の便。その分損をして京都昼発の新幹線チケットを購入した。同窓会は日曜日の昼食までセットされていたのでジンスは残念無念だ

…10月第2土曜の午前9時、伊丹空港行きの便は定刻通り羽田を離陸した。機上の乗客の中にはジンスもいる…

          完?

2 COMMENTS

待ってます。

「完?」終わり?終わらないの?どっち?全30話お疲れ様でした。続編まってます。

현주のファン

えっ!
終わり?
ま、登場人物の後処理は出来てるんで終わりっちゃ終わりなんだろうけど…

続編待ってます。

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