春のうららかさを感じよう

【投稿】また会おうね!

同じ年の同級生が今月、住み慣れた東京を去った。 個人的には家庭内のいろいろな理由はあると思うが「もう東京には住めない」などという理由ではなく、 ご主人の健康とか、地方に嫁いだ娘の居住先に近いとか、まあ様々な理由があってのことだと思う。

また同じ年の違う同級生は来年、地方からこちらに越してくるそうだ。年老いたオモニが一人で暮らしているので、65の定年を機にオモニと一緒に暮らすのだという。人それぞれいろんな理由があるんだなあ〜と思う。


先日、東京駅に仕事に行った帰り道に、駅の改札のところでドラマみたいに抱き合って名残なごりを惜しむ若いカップルがいた。声は聞こえないが旅立つ方の彼女は、何度も涙を拭っていた。遠距離になるのだろうか。とにかく今生こんじょうの別れのような情景に、思わず足を止めてガン見してしまった。

私が中学の頃、同級生が北朝鮮に帰国をした。当時、その同級生はあまり勉強ができる子ではなかったが、 家庭環境も非常に苦しく、生活苦の中での帰国であった。 新潟に出発する日、早朝の駅のホームに同級生が集まり帰国する同級生を見送った。

窓の向こうで大きく手を振る同級生を見送りながら、母親の方を見ると子供のように両手で顔を覆って大泣きをしている。ホームに目をやると、さっきまで穏やかな表情だった同級生のアボジがポロポロと涙をこぼしていた。そうなのだ、アボジとオモニは日本に残り、息子二人だけを帰国させたのだ。あれから何年が経っただろう。 今でも帰国した同級生は元気で生きているのであろうか…。

東京駅の改札口でさっきまで抱き合っていた二人は、改札を挟んでまだ手を振っている。私は中央線のホームで同級生を見送ったあの時のことを思い出していた。 改札を入った若い女性は名残惜しそうに振り返って小さくジャンプをしながらもう一度手を振っている。 若い男も背伸びをして何度も何度も手を振り返していた。

世の中はどんどん便利になっていく。同じ年の同級生の別れも、今やスマホやLINEで、距離感なくすぐに連絡可能にもなった。

それでも人間ってちょっとめんどくさくて、 それでもちゃんと繋がりたくて、一生懸命生きている。

4 COMMENTS

来年 東天紅で会いましょうね💕

その裏には、大きな決断があったんだと思うけど、やはり「別れ」って辛いですよね😞
幸い、今まで生きてきた中で、それほど大きな辛い「別れ」は経験してきてないけど、昨年のオモニとの別れは、そりゃ~そりゃ~こたえました😢しばらく立ち直れないかったもん🤦‍♂️
今後も、大きな辛い別れは経験したくないけど、これからは機会が増えそうで、覚悟しておかなきゃ💦

🆕🏠🆕

子供の帰国が一番辛い。なぜ止めなかったのかと一生後悔しそうです。

その点、地方に越したくらいなんなのさと思います。会おうと思うならいつでも会える❗
また普通にお茶しようね~☕

빨리 빨리

出会いがあれば別れがあるのは当たり前ですね。人生その繰り返し🔁。なので会える時に会った方がいいですね。地方に越した同級生、そちらで、また新しい出会いがあるといいですね。

帰国された人へ

昭和時代の辛い、寂しい、投稿ですね、現在の生活環境ならどうでしたか?
帰りたく、帰国したのか?
帰れなければ、難しい事でした
事情があったのでしょう。
昭和のあの頃は帰国運動が有りました、

現在コメントは受け付けておりません。