「漢方コラム⑫」偏食―食べ物の好き嫌いはダメ

食べ物には、その性質として四気（寒熱温涼かんねつおんりょう）があり、味として五味（辛・甘・酸・苦・鹹）があります。

これをバランスよく摂ることが健康を保つ最大の秘訣であることは、古くからの教えにあります。

ところが、例えば冷たいものを取り過ぎると、腹痛や下痢を起こし、辛いものを取り過ぎると、口が乾き、腹が張って痛み、便秘を起こします。ひどくなると痔になることもあります。

偏食により体調を崩したと思われる場合は、好きな物を３つひかえて、嫌いな物を３つ努力して口にすることがポイントです。

ツボとしては、足三里あしさんりと中脘ちゅうかんが有効です。