【思い出】タコ釣りと白いヘビ

今日は、夏にシーズンとなる、タコ釣りの話だ。

タコ釣りのことを知らない人は、「えええ～？　タコはタコつぼで釣るんじゃないの？」と聞いてくるが、「タコテンヤ」と言う仕掛けを付けて、手釣りするのが東京湾では主流。

そのテンヤに石蟹にくくり付け、タコ糸で結び、海底に沈めて、手先に持ったタコ糸をちょこんちょこんと上下させると、石蟹を付けたテンヤが、ひょいひょいと動いて、石蟹がもがいているように踊る。

それを見つけたタコが、にょろにょろ～と近寄ってきて、足先でちょんちょんと探りを入れ、よ～しと言わんばかりに、石蟹を抱きかかえる。すると釣り人の手先にずずずっと重みがかかる。

そこで今度は釣り人が、ここぞとばかりにタコ糸を一気に引き上げる。で、石蟹に抱き着いたタコの足に、テンヤの下に付けたギャング針に引っ掛かり、釣りあがって来るという釣りです。

500ｇ～800ｇの食べごろのタコが主流だが、時には2～3キロの大型のタコがかかると、それこそタコ糸を持ち上げる力も半端なくて、大きな荷物に糸を付けて、ビルの1階から３階まで持ち上げるような感覚で、大興奮となる💕

この釣りは、船で釣る場合には、釣りやすくするために、船の片側に釣り人を一列に並ばせて、船を傾かせて徐々に移動させながら(流すと言う)一斉に仕掛けを海底に沈めて、ちょこんちょこんと上下させる👀

そんなタコ釣りを楽しんでいたある日、船の一番後ろ(トモと言う)で釣りをした私は、急に「大💩」がしたくなった💦

ちょうどすぐ隣に洋式のトイレがあるんだけど、洋式といっても当然ながらブツはそのまま海に垂れ流す構造になっている。

気持ちよく用を足し「よ～し釣るぞ～」と仕掛けを海に放り投げ、仕切り直して１０分ほど釣っていると、黙々と手を上下していた隣の釣り人が、「あああ～なんだあの白いものは？」

すると、その隣の釣り人も「ウミヘビ？」「いやっ違う～新種の魚？」「なんだ？」「なんだ？」と大騒ぎしている。

海の10メートルほどに漂っている白い物体が、ケツを拭いたトイレットペーパーであることは、私しか気が付いてなかった💦

私もみんなに付き合って「なんなんでしょうね？あの白い物体は？」と、船がはやく移動してくれないかなぁ～と赤面しながら話してました。あ～あ、恥ずかしかった〜🤐

それからは出船前にたっぷり用は足しておくように気を付けています🚽💩

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