おかしな娘のオモロイ話(33)ー出産2

翌日。同じ過ちは犯すまい。今日はジェルパックを使うとするか。昨日は夕食後に体調チェックが来たので、今日はチェックが済むまで待つことにした。だが、しばらく待っても助産師さんは来ない。もしかして、毎日来るシステムじゃないのかな?そうならそうと言ってくれたらいいのにー!

気を取り直して、ジェルパックで顔をマッサージ。透明ジェルのおかげで、顔面がぷるぷるのテッカテカ。これも 10 分くらいそのまま放置と書いてある。

5 分後、“ピンポーン”。
「李さ~ん!産後の経過チェックに来ました~!」
いま?!!
「どうぞ~」

私は迷わずドアを開けた。神様のいたずらっぷりに少々腹立ち気味。昨日と違う助産師さんだったが、昨日同様、即座に状況を理解して笑いを堪えている。

「昨日ね、リラックスしてる所をお邪魔したって聞いたから、今日は少し時間をずらしてみたのだけれど…」と笑いを必死に堪えて助産師さんが話す。

私も「待ってたんですよー!」と笑い飛ばしたかったが、シワには代えられないので無言でうなずく。

入院最後の夜。絶対に経過チェックに来るだろうと思い、もうパックはしなかった。最後にチェックにきた助産師さんは、長く勤めているであろうベテランだった。初対面にもかかわらず、私を見て「あら、今日はパックしてないのね~!」と笑いながら話す。

今日はパックをしてないので、表情豊かな私。「あはは(笑) 私、“パックの人”で話題になってますよね」私も笑いながら話す。助産師さんとは笑いながらいろんな話をした。

三人目を生んで、明日退院。
多分これが最後だろう。この病院にもう来ることはないかと思うと、なんだか寂しい。私は「本当に色々と、ありがとうございました」とありったけの感謝を込めて、頭をさげた。助産師が私を励ますように言った。「育児がんばってね、パクさん」

ん? パクさん?
年長者の助産師さんは最後まで私をパクさんと呼んでいた。もう、パックの人でもパクさんでも、なんでもいいや。

優雅な時間は今日限り。明日から三人育児が始まる。

1 COMMENT

匿名

イラストがとってもカラフルになりましたね😉
やさしいタッチが好きです🥰

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