8月10日(火)~8月11日(水)にかけて、八ヶ岳の赤岳・阿弥陀岳を中学生の息子と登ってきました。1年前から家族でテントを背負って3泊4日の南アルプス縦断を計画していましたが、コロナ禍で断念。山容がコンパクトで取り付き易い八ヶ岳への前夜発1泊2日の山行に変更しました。
妻は仕事で行かれなかったので今回は息子と二人、父親冥利に尽きる山行でした。私は赤岳へは今回で3度目、阿弥陀岳へは高2の12月の冬山以来2度目となります。
【全行程】
(1日目、歩行時間:4時間30分)美濃戸口~美濃戸~南沢~行者小屋~地蔵尾根~赤岳展望荘(泊)
(2日目、歩行時間:6時間)赤岳展望荘~赤岳~中岳~阿弥陀岳~御小屋尾根~美濃戸口
【8月10日(火)】
東京前夜発23時、4時30分美濃戸口到着のバスを利用。美濃戸口を5時に出発。そこから1時間の行程の美濃戸の北沢、南沢の分岐です。北沢は赤岳鉱泉まで高2の冬山で入りました。今回は台風9,10号が通過した後にも関わらず天気予報でくもりだったので、行程時間が短い南沢を選択しました。
南沢の登山路。基本的に沢筋の道ですが、時には山腹を高巻いたりします。
雨粒が落ちてきました。レンズに雨滴が付着しています。
沢筋の水流が無くなり平坦な道になると行者小屋へはもう一踏ん張り。
行者小屋に到着(8時30分)。山は霧と雨で本降りとなりました。雨脚が収まるまで小屋内で停滞。残る行程は1時間30分ほどなのでカップヌードルを食べたり、仮眠をしたりして天候の回復を待ちました。山でのカップヌードルは荷物としてはかさばるが塩気が利いていて美味しい。ちなみに山小屋でのカップヌードルの販売価格は500円ほどです。
昼12時近くに雨が上がったので、地蔵尾根経由で今日の宿泊地の赤岳展望荘に出発。初めは樺の樹林帯の中を歩き気持ち良い。
森林限界に近づくと、徐々に金属網の階段やハシゴが現れる。金属網は雨だと金属表面が濡れていて、編み目方向に足が滑ります。
あなたならどちらを選ぶ? 私は右を選択しました。
地蔵尾根の核心部。ハシゴの先が鎖場。
地蔵尾根の鎖場。ホールド、スタンスともにしっかりしていて、高度感もさほどでないので見た目よりも楽です。Webのルート紹介などで危険とあったので一応ビレー(確保)用の簡易ロープを持って行きましたが、まったく必要ありませんでした。
鎖場を抜けるとお地蔵様が現れて簡単な岩稜となります。
私も息子も足だけで歩く一般登山道よりも、手足を使って登る岩稜のほうが時間の経過が早く疲れないので良いとの意見で一致しています。
見上げると稜線の標識が。稜線は近し。こういう時こそ一歩一歩慎重に。
稜線に到着。ここにもお地蔵様が。
標識を右に折れて稜線上を赤岳方面に向かいます。
5分程で宿泊先の赤岳遠望荘に到着(13時45分)。雨と霧の中をよく頑張りました。
赤岳展望荘の中。山小屋に着くとホッとします。天候などに恵まれないときほど有り難く感じます。全身びしょ濡れになって山小屋のドアを開けて転がり込む時の安心感は、達成感と共に良いものです。
明日の登頂予定の赤岳方向を見上げますが、ガスで何も見えません。
山小屋ではコロナ感染防止のため、全員個室があてがわれました。私達親子は二段ベッドが二つ入った部屋で、息子は到着から夕食まで熟睡していました。息子と二人だけで登山するのは初めてでしたが、鎖場など親の助力を借りずに登る姿を見て、自分がいなくなっても子供は育っていくのだとの思いを感じ、少しの寂しさと共に安心もしました。来て良かった、雨で多少の不自由さがあったからこそ良かったとの思いと共に眠りにつきました。
結構険しい山ですね~💦
写真見てるだけで、足がくすんでしまいます~😒
カップ麺の500円はぼったちゃん💦
でも、味が格別ならばOKでしょうね~💓
父と息子、男同士の山登りいいですね‼️
明日は晴れますように😌✨
「貴方ならどちらを選ぶ?」
とのことですが、
私なら帰ります。笑
山小屋は大好き。カップヌードルが500円でも、歯磨きのお水代が100円(尾瀬はそうでした)でも、山小屋は好き。
高3の尾瀬で休んだ尾瀬長蔵小屋、楽しさが強烈過ぎて、以来山小屋が大好きです。
しかし、鎖をつたって登るのは無理です‼️
帰らせていただきます。笑
息子さんと登山、良いですね~
自宅で羽を伸ばしている奥さんが目に浮かびます。笑
(いや、息子君を心配しているだろうな)
無事に帰宅できてこその投稿。
何よりです。
息子さんと楽しんでる登山は素晴らしい。笑
👏👏👏👏👏
考えたら私は高所恐怖症でした。
もしも私が鎖をつたって登りながら下の景色を眺めたら足がくすんでしまいます。😱💦💦💦
明日の2日目の投稿が楽しみですね!
“山男~” さん
険しいヴァリエーションルートもありますけれど、一般登山道は大丈夫ですよ。
カップ麺500円は高いけれど、ヘリや人力(ボッカ)で運ぶのを考えると仕方ないのかな、とも思います。私はかさばりますが持参します。汗を流すので下界では健康に悪そうな塩味が利いたスープがとても美味しい。
あと菓子パンは300円ですが、気圧の関係で袋が膨れていて美味しそうではありません。笑
“次が楽しみ”さん
男同士の山登りは良かったです。
息子が生まれる前、連れ合いと北穂高に登りましたが男女の山登りもそれなりに良かったです笑。
今回は、頂上に着いて息子と握手をしたことが何ともよかった。
娘でも息子と同じく握手をしたと思いますが、多分それに顔スリスリが加わって嫌われそうです笑。娘は残念ながらいません。あ、連れ合いとは北穂高登頂時に顔スリスリしていませんので念のため、誤解なきよう笑。
“次が楽しみ”さんともいつか顔スリスリ、ではなく登頂の握手が出来たら良いですね。
明日が晴れるようにテルテルぼうず作ろっかな。笑
“八海山”さん
ハシゴを、選択したらあと1時間で山小屋の暖かい食事と寝床が待っている、選択しなかったら麓まで4時間の歩きが待っている。さてどちらにしましょう?笑
女人堂の先の千本檜小屋までの途中に鎖場があるので次はそこで練習しましょう。
“八海山”さんなら全然大丈夫。多分、鎖場やハシゴ好きになると思いま~す。
山小屋は私の高校生の頃に比べると建物が綺麗になった、スタッフの愛想が良くなった、食事が豪華になった、客層に高齢者が多くなったなど変わりました。
高1の頃、第1出身の友と一泊二日で丹沢を縦走しましたが、山小屋の夕食はカレーしかなく具が入っていない水のように薄いルーでした。肉嫌いの私は嬉しかったですが。笑
“健康オタク” さん
高校生の頃、籠球部で弛まぬ千本シュート練習をした”健康オタク” さんなら高所恐怖症など大丈夫。
次は、女人堂の先の千本檜小屋まで行って途中の鎖場で千本は無理なので十本くらいは練習しましょう。
一般登山道の鎖場やハシゴは登山者が安全のために設置されていますので馴れれば大丈夫ですよ。馴れると高いところが爽快となってきます。極めましょう。笑