春のうららかさを感じよう

滋賀県首長からの温かいメッセージ

6月2日、滋賀のウリハッキョに滋賀県国際課からマスクなどの支援物資と県知事のメッセージが届きました。ほとんどの自治体がウリハッキョの支援の除外は至極当然だという風潮の中、自治体から支援物資が届くなんて全国でも珍しいことですね。

滋賀県知事のメッセージには「滋賀県では、みなさんに安心して暮らしていただけるように、できるかぎりの応援をしていきたいと考えています。…笑顔と元気を忘れずに、新型コロナウィルスに負けず、一緒に頑張りましょう!」という文章とともにウリマルで書かれた「함께 힘냅시다!」という直筆のメッセージが添えられていました。

滋賀県知事は現在ハングルを勉強中で、滋賀ハッキョの卒業式や入学式の祝電にも、ウリマルを添えて送ってくださったそうです。

滋賀県のこの支援は県内にあるほかの3校の外国人学校に送られたそうです。コロナとヘイトの二重の痛みで疲弊している外国人たちを励まそうとする自治体の優しさが心に染みます。

本当は当たり前のことなのに、こういう話を聞くとなぜか涙が出そうなぐらいうれしくなってしまうのは、私たちがもう差別に慣れてしまっているせいなのかもしれませんね。