梅雨明けから本格的な夏へ

【思い出】本当にあった怖い話-5

Qジは怖いもの知らずの男だ。ただ朝高生になって一度も蛇腹と相まみえることがなかったのが彼には欲求不満だった。

その日の朝も山手線電車内でアクビをしながらドア付近に立っていた。間もなく新宿だ……

同じ時刻、新宿の山手線ホームでは蛇腹大学と高生数十名と新宿乗換の朝高生十数名の大乱闘が展開中だった。

蹴りやパンチの応酬、掴みあったヤツは線路に転落するなど、稀に見る激戦だった。しかし三倍程の人数にも怯まずかかってくる朝高生に蛇腹は押され逃げ出した。

Qジが乗っている電車がちょうどそのホームに止まった。
怒号が聞こえ何事かとホームに降り立つQジ。正に最悪のタイミングだった。

必死の形相をした蛇腹軍団がQジに向かって走って(実は逃げてる)くる。
Qジは本能的に身構え「オラ〜!」と怒鳴る。が、アッと言う間だった。
Qジは車に轢かれたような体でボロ雑巾の様にホームに横たわっていた。

誰かが彼を抱き起こしてくれた。蛇腹を追いかける先輩だった。
Qジがことの顛末を理解したのはしばらくたってからだった。

彼はこう思った。
(誰かが喧嘩じゃ死にやしねえと言ってたがトンデモないぞー。)
Qジが待ち望んだ蛇腹とのデビュー戦は痛すぎて最悪だった。

この話の推薦曲 エドウィン・スターの〈黒い戦争(原題はーWAR)〉 (続く)

2 COMMENTS

命が良く使っても足りない💦

そんなことがあったんですか?💦
今更だけど、命知らずの朝高生が大勢いたんですね💦
今思うと、バカですね💦
数年前にカラオケスナックで偶然、当時の蛇腹とでくわしましたが、仲良く飲んじゃった👀

痛いのやだな~

凄い時代でしたね💦
ホント男じゃなくて良かった🤭
逃げるのもなんだし、痛いの嫌だし。女ばんざい🙌

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