「湘南アルプス」は、JR東海道線の「大磯駅」の北側に連なる標高170m前後の小さな山々を指します。先日紹介した「鎌倉アルプス」は神奈川の古都・鎌倉を囲む山々ですが、湘南アルプスは湘南の海を一望できるところです。
その東端に位置している山が高麗山。大磯は古代の高句麗と大変深い関わり合いがある地域です。大磯という地名も朝鮮語の오이소(オイソ)から来ているし、丹沢の山々の名称も古代朝鮮語から来ている地名が多いんだ。
高麗山の標高は168mと低いですが、一帯は広葉樹の林が残っています。地元では高麗寺山(こうらじやま)とも呼ばれているように、江戸時代までは高麗寺という寺が山中にありました。高麗寺は高麗若光を祀った古い寺院でしたが、江戸時代に入ると徳川家がこの寺を上野の寛永寺の末寺とし、東照宮を置いたことから隆盛を極めます。東海道に面しているので、江戸を訪れる旅人や武家たちは必ずこの高麗寺に参拝したとのことです。
しかし明治時代に入り、徳川色を消し去りたい明治政府によってこの寺は廃寺とされ、廃仏毀釈で山内の堂塔は破壊されて神社だけが残った。その後明治時代に改名を余儀なくされて、苦肉の策で高麗(こうらい)から高来(たかく)神社と改名し、現在に至ります。読みは「こうらい」とも読めるのでね。
1300年前、この地に定住した高句麗からの避難民たちは、その後高麗若光と共に現在の埼玉県の高麗郡に集められます。まあそんな事を思いながら、ハイキングするのもまた楽しい。
高麗山からの展望は望めませんが、湘南平まで来たらこの展望です。
近くには楊谷寺横穴墓群があります。このお墓も高句麗式墳墓に間違いないですね。今度ゆっくり訪ねてみることにしよう。
時間がある方はJR大磯駅から高来神社まで旧東海道を歩きながら湘南平までハイキングするのも良し、時間がない方は車でも湘南台まで行けるので、私のおすすめのコースです。
大磯が「オイソ、オイソ」って呼んでるよ。
やっぱり「オイソ、オイソ」って呼ばれたのかも?(笑)
大磯→オイソ・・・
そうだったんですね。ビックリです。
今年の2月4日に行ってきました。
高来神社の梅の花がほころび始めていたり
湘南平の水仙の花が綺麗に咲いていました。
展望台からの360°の景色は最高でした🎶
次回は、JR大磯駅から高来神社まで
旧東海道を歩きながら湘南平までハイキングしてみますね。
ありがとうございます‼️
また行きたくなりました⤴️(^-^)🌳🌳🌳